今日の話はZincと言う自作キーボードキットの 二台目 を作った、と言う話です。
※なおこの記事はビルドログではないです。すみません……。
Zinc とは?
Zinc キーボードキット - 25KEYS - BOOTH
Zincとはmonksoffunkさんが設計された自作キーボードキットで、 すべてのキーを1uで統一されたロスタッガードな40%キーボードです。
……と口で説明しても分かりづらいんで、今回作った成果物の写真を貼っておきます:
Zincは2023年8月現在遊舎工房さんから委託販売されていて、 時折在庫が復活していると言う感じなので、 Zinc が欲しい方は在庫を見つけ次第購入する事をオススメします。
今回の Zinc の構成
今回はこう言う感じです:
- Zinc
- MDA Future Suzuri(キーキャップ)
- NovelKeys Cream スイッチ(キースイッチ)
また私は『キーボードは光らなくても良い派(と言うか光って欲しくない派)』であるためLEDライトは実装していません。
なお firmware は qmk_firmware のforkである vial-qmk を利用しており、 自分でZinc用のVial keymapを作成しカスタマイズした物を焼き込んでいます。
だた注意として私がvial-qmkでfirmwareを作った際に、 LED関連のコードは無効化した上でバイナリサイズが限界の94%まで迫っていたので、 もしかするとLED関連が有効だとVialのfirmwareは作れない可能性があります。
今回の組み立ての感想
Zinc自体は以前にも作った記憶がありましたし、初代Zincで電子工作をした経験をあってある程度の勝手が分かっていたため、 最低限の注意点だけに気を払い、あとはおおよそこんな感じだろう、と言う流れで組み上げました。
それで今回私が注意した点としては、
- 抵抗をつける向きを間違えない様にする(これは何重かにチェックした)
- キースイッチを植える時にアクリルプレートを付け忘れない様にした
- PCB を焦さないようにはんだごてを当て過ぎないように注意した
と言った辺りです。
まず最初の抵抗の向きに関して言うと、これについては一度間違えると後が大変なことになるので、
- 抵抗を差し込む時に向きがあっているかチェック
- 抵抗をマスキングテープで止める時にも向きがあっているかチェック
- 最後に抵抗を付け終わった後に最終チェック
と言う感じで行いました。
次いで二番目に関しては今回かなり意識していた点で、これは初代 Zinc を作った際、 アクリルプレートの付け忘れで キースイッチ植え直しの刑が二回ほど発生、結果はんだスッポン技力がかなり上達した、 と言う事が昔あったので今回はアレをやらんぞ! と言う決意で注意を払っていました。
最後に三番目に関しては基板を痛めないようにと言う感じの事柄ですが、 初代は結構焦がしてしまっていたので、今回はその点に気を付けよう、と言う感じですね。 まぁ結果としては部分的に焦げたんですけども。
とまぁそんなこんなもあり、今回作った Zinc 二号機では組み立てミスが一切発生せず両手用とも一発で完動したので、 その点では『やったぜ!!1』と言う感じでかなりの達成感がありました。はい。
なぜ Zinc 二号機を作ったか
正直に言うと Zinc の冗長化です
実は今まで PC に接続できる USB キーボードは Zinc 初号機しかなく、 初代が壊れると PC に接続できるキーボードが無くなってしまう と言う問題もあって、 そのために最低でももう一台は欲しい!と言う思いが元々ありました。
ただキーボードを冗長化するためには Zinc が欲しい、しかし冗長化したくてもキットが売ってない……これはは他のキットを買うしか……と言う状態で悶々とした居たところ、 まさかまさかの在庫が復活!当然購入です。分かりますね?と言う事が発生したため、今この手に Zinc の二号機がある、と言う感じです。
ちなみに Zinc 二号機を入手したのは 6月頃だったのですが、今まで時間があまり取れなかったのもあり、 Zinc 二号機の組み上げは先日の二日間となりましたとさ。
以上
と言う事で今回の話は以上です。
ちなみに私のキーマップなんですが、私がマスターパスワードに数字と記号を多用することもあり、 mod キーなどは親指や人差指でタイプしやすい箇所にマップしてあります。
しかしこれは Ctrl と Shift は常にタイプできる形でマッピングしたりしていますが、 それ以外の Alt と Control はレイヤーの奥まったところにしかマッピングしてないので、 まぁキーボードショットカットによっては打てんだろこれ、と言うのはありますね。
とは言えこの辺りは調整中でまー実際仕事でも使ってみてから調整するかなぁ、 と言うところではあるので、自作キーボードのキーマップも沼だぞ!と言う感じです。はい。