まぁ特に深い理由とか無いんですが、さくらの VPS から Google Firebase Hosting へ引っ越しました。
なぜ Google Firebase Hosting へ引っ越したのか
まー自分の場合、こう言う引っ越しを気まぐれでしてしまうんで、 特に深い理由とかまったくもって無いんですが、VPS の管理が面倒な感じになったのと、 あと細々とした Web サイト上のハックがし易い方が良いよね、的な感じで引っ越しました。
それで 細々とした Web サイト上のハックって何や? となると思うのですが、これは具体的には、
Google Analytics の Measurement Protocol を Firebase の Cloud Functions を使って呼び出す
と言う様なことです。
またなんでこう言うワケの分からんことをやっているかと言うと、先日書いた記事である、
coinhive 事件の高裁での逆転有罪判決を受けて自動広告とアクセス解析を停止しました
と言う事柄にも関係するのですが、件の coinhive 事件の逆転有罪判決で、
下手するとアクセス解析すらウィルスの提供・所持罪で逮捕されかねない
と言う事も現実味を帯び始めており、それらからの自衛も兼ねて過激な抗議活動としてやっています。
それと実際に Firebase の Cloud Functuions から Google Analytics へ送信しているデータについては、
にも書いているんですが、(2020 年 2 月現在)具体的には下記の三つだけです:
- 閲覧者のブラウザの
User-Agent
文字列 - 閲覧者が実際にアクセスしたページの相対パス
- 閲覧者が実際にアクセスしたページのタイトル
ちなみに個人的にはこれに加えリファラーとかも取れたら良かった様な気もするんですが、 Cloud Functions でやってる処理的にリファラーは流石に取れないんじゃね? となったため、 今のところはこれと言って対策していません。
また実際にこの手の処理をしている Cloud Functions の処理については、
the.kalaclista.com-v2/index.js at master · nyarla/the.kalaclista.com-v2
でソースコードを公開しているんで、
お前本当に情報を絞ってロギングしてるの?
と思われる方は、一応上記 URL で確認できます。
とは言え、本当にコレをデプロイしているかどうかの証明はたぶん無理だと思うので、 あんまり意味はないかもですが。
以上
まぁ coinhive 事件の逆転無罪判決については、最高裁で判決が引っくり返されるか、 もしくは現実に法改正でもしない限り、例の無限アラート事件との組み合わせで、
営利目的でちょっとでもリソース消費も激しいスクリプトを動かしたら逮捕
と言う迷惑極まりない結果しか生まないと思うし、そう言うアホな事件を連発されると、 今度こそ本当に Tech 系の Web 開発が窒息しかねないんで、本当勘弁してくれ、と言う感じです。
また個人的には coinhive 事件の高裁判決は自動広告とアクセス解析の息の根を止めに来てると思うし、 その手の手法によるマネタイズが死ぬと Web には伊達や狂酔で無料公開されたコンテンツか、 あるいはなんでも Pay Wall で囲われたコンテンツしか残らない結果にしかならんだろ、 と思うので、大衆は Web から利益を得ているのに、それの供給元を止むのって本当に馬鹿なんじゃないの? と考えてしまいます。
もっとも自分は伊達や狂酔でコンテンツを無償公開している人間なので、 そう簡単には Web から撤退するつもりは無いですが、coinhive 事件の高裁判決の様に、
ちょっとでも Web で何かしでかしたら逮捕されて有罪
と言う認識が広まり切れば、誰も Web でリスクを取って何かしよう、 と言うことを自然としなくなるんで、まぁ結果として日本の Web はどんどんしょぼくなって言って、 新規性も何も無い衰退し切ったお遊技場になるんじゃないかーとは思ってます。はい。