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カラクリスタ ブログ

『輝かしい青春』なんて失かった方の
『にゃるら』の個人ブログです。

なおインターネットコンテンツと化した『にゃるら』さんとは別の個体です。

過剰な信用スコアリングは社会生活に失敗した人々をより効率良く排除する仕組みそのものである

個人的に、

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というサービスの概要をたまたま見ていて、

あれ? これって 信用スコアの評価対象から漏れたサービス使ってたら、問答無用で排除されない?

と思ったんで、その辺り突き詰めて考えて行ったら、

信用スコアリングサービス、 倫理観とかが無い と、 社会生活に失敗した人々をより効率良く排除するサービスと化す のでは……?

と思ったんで、今回はその話を書きます。

そもそも信用スコアリングサービスって何?

そもそも 信用スコアリング って何ぞやって言うと、これは単純に、

その評価対象(今回の話だと人)を評価して点数を付けること

であるハズ……ですが、

では 信用スコアリングサービス と言うと何を指すか?

というと、これは、

評価対象に点数を付けることを代行してくれるサービス

と言えるかと思います。

まぁ人に信用スコアリングを行なって云々するサービスは、既に社会基盤として存在し、 一番有名な例だと クレジットカード業界 が正にそういう事をして商売しているので、

信用スコアリング そのものは、 スコープを限定して 真っ当に使われる範囲では問題ない

と言えるのではないかと思います。だってクレジットカードという文脈での信用スコアリングは、 要するに借金をして返済できるかどうかの審査だからね。

過剰な信用スコアリングは社会生活に失敗した人々をより排除する

ただとは言えこの信用スコアリング、 AI の活用だとかなんだとかでありとあらゆる所で活用されてしまうと、

合法的に社会生活に失敗した人々を排除する仕組みと化す

と考えられるのが今回のポイントで、 たぶん漏れ伝えられる範囲で隣国の中国などでは既にそうなってると思うんですが、

社会生活一般で、スコープ(適用範囲)を限定せずに信用スコアリングを乱用する

という事が起きてしまうと、この信用スコアリングと言うシステムは、 合法的な社会からの不適格者排除システム と化します。

これはどういう事かと言うと、例えば 学業 で言えば、

  • 不登校や家庭の事情で学校に通えなかった結果、学歴が無い
  • 病気や事故などで障害を負った結果、学歴に空白期間が有る
  • そもそも経済的な理由で、大学や高校を諦めざるを得なかった

というケースがあった場合、 個々の事情に配慮しない信用スコアリングではどれも低評価 として扱われる可能性があり、 最悪の場合、

その後の社会復帰の際に大きな障害となり、そもそも社会復帰のスタートラインにすら立てない

という事態が発生し得る、と考えられます。

これはすなわち、なんでもかんでも信用スコアを見て対応する様な社会になってしまう と、 信用スコアの評価対象から外れる行動を取らざるを得なかった人々 は、 社会生活への復帰が困難になるか、 もしくは そもそも永久に社会復帰できない 、 という結果になるんじゃないか、と言うのが 私の意見 です。

過剰な信用スコアリングは新たな身分制度を作ってしまう

まぁ今現在有る信用スコアリングで、 クレカが作れない とか 携帯電話を契約できない 、 という点だけでも結構社会復帰に差し支えが出ると思うんですが(特に携帯電話)、 最近のニュースにあるように(リクルートのやつとか)、 就職などの就労でこういう事が起きる様になると、私みたく、

(私の場合は精神)障害などが要因で、 一般的な就労に困難が伴なう人々

の就労などと言った、 社会人としての行動にハードルが有る人々のハードルが更に高くなる し、 また、 そもそも門前払いされて就労の機会すら得られない と言った事になるんじゃないかなー、 というのが今回の話で私が思った問題点です。

特に最近ではSNS 上での炎上などが原因で、炎上した当人が社会生活から排除される傾向は確実に存在し、 学校教育などでも『不適切行動を SNS に投稿しないように』などと言った指導が成されている以上(自分が卒業した N高でもそういう指導があった)、 あまりにも信用スコアリングを加重する社会活動を放置すると、 こういった 何かしらのトラブルを抱えていた人々が社会から完全に排除される と言った、 人道上の問題も発生する だろうと考えられます。

またそう言った デジタル評価による区別 は、 現実としては 社会的な弱者に対する合法的な差別行為 になり得るのではないか、 と私個人としては思うし、現に最近起きたリクルートの内定率云々の話の問題点は、 正に今回の話でした問題点そのものだと思うので、 こういう 信用スコアの過剰利用はどこかでその利用を制限しないとマズい のではないかな、 と若干遅蒔きですが私も思い至った次第です。

以上

まぁ信用スコアリングサービス自体、評価される行動を取っている人々にとっては、 別に問題視する理由も何もないんじゃないの? と思われがちだと思うですが、 そもそも 評価される行動を取れなかった りとか、 あるいは 大きなマイナス評価になるデカい事件がポンと一件ある だとか、 そう言ったケースでは かなりの不利益を被るリスクがある んじゃないかなーと思う次第です。

また、クレジットカードでも稀に起きているらしいのですが、 同姓同名で誕生年月日も同一、かつ同一市内に在住している とか言ったケースだと、 その同姓同名さんの影響でクレジットカードが作れなかったとか発生しているらしいんで、 こういうのが過剰な信用スコアリングで発生すると、下手すれば 本当に何もしてないのに人生が詰む 、 と言うケースも出て来るんじゃないかと思います。

それと信用スコアによる人の選別って言う行為は、 結局どう言い繕うとも、

スコアで人を区別する、という 合法的な差別をやっているに過ぎない

と思うんで、その辺りの倫理観が自覚なしに崩壊すると、 結構マズいんじゃないかなーと思う次第です。はい。


ちなみに最初にリンクを貼ったサービスである LAPRAS ですが、 自分は使った事が無い 上に、

これ自分の現状だと、結局は低評価しか出ないんじゃないなー

と思ったので、特に現段階では使っていません。

あと、今回の話は恐らく信用スコアリングサービス全般に言える話だと思うんで、 LAPRAS だからどうこう、という話ではないです。念の為。