データ Wiki 作成には Scrapbox が良い

読了まで:約3分


と、​個人的には​思っているので、​その​辺りを​書く。

そもそも​データ Wiki とは?

以前の​インターネット……と​言うか、​今でもちゃんと​存在しますが、

AutoPagerize や​ LDRFullFeed の​ための、​メタ情報 (site_info 等)

は、

に、​ホストされています。

そして、​こう​言った​ wedata.net の​様な​ Web サービスは、

データの​ための​ Wiki = データ Wiki

と​言えるかと​思うのですが、​ そういった​データ Wiki を​運用するのには、

が、​今後は​良いんじゃないか?​ と​思ったのが​今回の​話です。

何故 Scrapbox で​データ Wiki なのか?

これは、​基本的には​下記の​理由に​拠ります:

  • Scrapbox では、​ページから​コード片だけを​出力出来る
  • Scrapbox では、​コード片以外にも、​色々と​コメントなども​書ける
  • Scrapbox では、​Google アカウントに​よる​ログインが​でき、​ある​程度の​権限管理も​出来る

また、​Scrapbox では、

  • Scrapbox は​ Gyazo を​運営している​ Nota 社が​しており、​基本的には​落ちている​事が​ない
  • Scrapbox では、​データと​コメントなどの​コミュニケーションが​一まとめに​出来る

と​いう​利点も​あります。

しかしながら、とは​言え Scrapbox を​データ Wiki と​して​実用する​上で​まったく​欠点は​無いか、​ と​問われると​下記の​様な​欠点も​あるかと​思います:

  • Scrapbox では、​すべての​ページに​含まれている​データを​一括で​取得する​方​法が​無い
  • Scrapbox では、​入出力の​ Validation を​サーバサイドで​行う方​法は​ない
  • Scrapbox の​ API は、​未だ完全には​仕様が​固まり​切っておらず、​仕様変更が​発生し得る

その​ため、​もしデータ Wiki を​活用する​アプリケーション等を​実装する​場合には、​ Scrapbox では​上記の​欠点が​有ると​いう​事を​理解して​利用する​必要が​あるかと​思います。

ただし、​それらの​欠点に​ついては、

  1. Scrapbox の​ Slack Incoming WebHook 経由で​任意の​サーバに​データ取得させる
  2. 取得した​データを​ Validation し、​ Valid な​データのみを​ 1 つに​まとめる
  3. そして、​1 つに​まとめられた​データを​実際の​スクリプトなどで​利用する

と​言う​手順で、​ 割と​何とか​なる​ のでは?​ と​私は​考えています。

以上

と​言った​様な​感じで、​私個人と​しては、

Scrapbox を​ データ Wiki と​して​使うの、​アリなんじゃない?

と​思っています。

ただし、​今回の​話は​あくまで​ 公開された​ Scrapbox での​話であって、​ 非​公開 の​ Scrapbox では​今回の​様な​利用は​若干ハードルが​有るとも​感じています。

と​言うのも、​2018 年 10 月現在の​ Scrapbox では、

非​公開の​ Scrapbox から​ API Token などを​使って​データを​取得する

と​言う​様な​公式 API は​未だ提供されていないため、

非​公開を​ベースとした​ Scrapbox の​ データ Wiki 利用は​不向き

と​言えるのではないか、と​思っています。


ちなみに。

今回の​話を​した様に​個人的には​かなり​オススメな​ Scrapbox ですが、​ 利用料金の​方も​ちゃんと​設定されていて、​2018 年 10 月現在の​現状だと​利用​料金は​下記の​様な​感じです:

  • 公開 Scrapbox の​利用は​無料
  • 非​公開の​ Scrapbox 商用利用は、​1 アカウント毎に​ ¥ 1,000
  • それと​オンプレ版の​ Scrapbox も​あります。​ただし価格は​非公開

と​いう​感じっぽいです。

この​辺り、​他の​情報共有サービスと​比べると、​非公開での​利用は​ちょっとだけ​値段が​張るかな?​ と​若干​思ったりもしますが、​それでも​ Scrapbox は​大変良い​サービスだと​個人的には​オススメかなぁと​思っています。

にゃるら(カラクリスタ)

『輝かしい青春』なんて失かった人。
次に備えて待機中。

今は趣味でプログラミングをして
生活しています。