暗号化を使わない DRM についての雑考

現状の僕の見解

  • 暗号化 DRM は、基本的に一見すると 矛盾した要件を同時に満せ 、と言われている等しいと思っている
  • 何故か、と言うと、 あるデータ A を復号できる事と復号出来ない事を同時に満たせ 、という事そのものであるから
  • あと、暗号化 DRM は、暗号化が特定条件でないと解かれない事を前提としているので、 オープンソース と相性も悪い

雑考した対象など

  • 昨今、海賊版の被害が取り立たされる 漫画などのラスターデータを Web で展開する 、というのが対象
  • 基本的に、 テキストデータ や、 SVG などのテキストベースの画像ファイルは考えていない
  • また、 完全な DRM は特定条件下でしか成立せず精々出来るのが復号化へのいやがらせ程度である

暗号化を使わない DRM の手法は可能か?

  • 結論から言うとこれは、 画像データへ動的にパッチを当てて変化させ続ける という手法で可能ではないか
    • 具体的なイメージとしては、VirtualDOM とか、そういう感じの手法で、画像の表示を動的に生成する
    • その際、画像データは、WebSocket などを経由して表示上の差分のみを提供する
  • そして、その差分データを表示上に適用する事によって、漫画などを閲覧を成立させる
    • また、この技術を実装する際には、 利用者側に元のラスタデータは一切提供してはならない
    • これがうっかり露出すると、 最終的にはあれこれして元画像を復号出来てしまう
  • そのため、 これを露出させる事は、元のラスタデータをばら撒いているに等しい
    • よって、 元のラスタデータは、秘匿情報として保持する事
    • それと、画像情報への差分適用は、Canvas 要素や Data URI などで取得可能にしてはならない
      • 何故か、というと Web Browser の JavaScript Console であれこれと引っ込ぬけてしまう から
      • そのため、差分情報の適用後の情報は、 DOM や CSS 、JavaScript からアクセス可能であってはならない
        • この辺り 他の DRM でも一緒ですが暗号化されたデータに自由にアクセス出来てしまうと最終的には復号されます

注意点

  • この上記手法は、 元データを秘匿しつつ閲覧可能にする 、という事しか 出来ない
    • と言うより、スクリーンショットなどは対抗出来たとしても、 画面表示の別デバイスでの撮影は防ぎ様がない
    • ただし、 別デバイス複製を不便かつ面倒極まりない様にする 事によって、 カジュアルな海賊版作成は防げる
    • そして、 利用者が閲覧出来ている=復号されている 、という状態なので、 別デバイス複製対策は諦める事
  • また、 画像に VirtualDOM みたく差分適用する 、という手法は、 調べた範囲では、ライブラリなどが見付かってない
    • 但し、差分描写については、 動画関連の技術を応用すれば、なんとか出来そうな感じ ではある
    • とは言え、 僕は動画関連技術については詳しくないので、本当に出来るかどうかは不明瞭
    • もっとも、これが出来たとすると、それなりに応用が効く様に思う
  • あと、 効率的に画像に差分適用するのは、割と工夫が必要だ と思われる
    • 基本的に、 画像に差分を当てて表示する、というのは、動画を効率的に再生するのと同じ事 だと思われる
    • そのため、 動画のライブ配信の技術が応用する、というのは課題解決の糸口かもしれない
    • この辺り、実質的には、 動画のコマ送りプレイヤーをコミックビューアとして使う 、という イメージ です。はい

以上

とりあえず、今日出掛けてた時に考えていた事は以上です。はい

nyarla が大体

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