と思う事が、 Linux などを使っていると良くあるので雑多にメモ。
プロプライエタリドライバの何が問題か
基本的に、
そのデバイスを使う のに、 そのデバイスの提供元のソフトウェアに強制的に依存させられる
- ここで言う依存とは、プログラミングで言う所の Dependences の意味
- そして強制依存によって、 そのデバイス提供事業者が邪悪に振る舞うのを可能にしてしまう
- 最近だと NVIDIA の、デバイスドライバのデータセンターでの利用を締め出したのが良い例
- 最後に、もし仮に その事業者が撤退なり破産するなりする と、 そのデバイスが事実上利用出来なくなる
- iPhone とか iPad とか、 Apple が潰れたりすれば、もう使いモノにならないでしょ?
と言うのが理由。
あと、 汎用機器 (特に PC とか) で プロプラドライバ を前提にハードウェアを構成するのが前提になってしまうと、Linux などの自由なソフトウェアから利用か不可能か、あるいは困難になってしまうし、現に、僕がメイン PC として使っている Dell XPS 9560 とかも、Linux 上では指紋リーダーが使えなかったり ( 2018-01-27 ) なので、そういった意味でも、
は、 好ましくはない 。
許容できるプロプライエタリなデバイスドライバの範囲
で、この辺りは個人個人の思想に基くと思うんだけれども、僕個人としては、
自己完結 した 特化型デバイス
については、別にソフトウェアがプロプラだろうが、あるいは自由なソフトウェアだろうが、あんまり気にはなったりはしない。
と言うより、自己完結した特化型デバイスを制御するソフトウェアが、他のデバイスから、気軽にバンバン書き換えられる、と言う状態の方が怖いと思ってるのだけれども、それは何故か、と言うと、例えば、 炊飯器 を考えて欲しいんだけれども、最近の無駄に高機能な炊飯器は、ごはんを美味しく炊き上げるために、 圧力釜みたいな機能 があったりする。
それで、ああ言った、
が、自由にバンバン書き換えられてしまうと、下手を打つと、今度は 物理的に爆発したり、あるいは炎上して家が火事になったり する、と言う危険性があり、 真面目に洒落ですまない問題 になってしまうので、そう言ったところでは、あんまり自由さは求めるモノではないかなぁ、と思ってたりします。はい
もう一つ、許容できるプロプライエタリの範囲
それと、僕個人としては、 ソフトウェアが絡まない特許 とか、あるいは、 物理的な製造技術 とかについては、別にプロプラだろうが、自由だろうが、 性能が良くて実用になるんなら、なんでも良い 、と思っていて、要は、
その技術の成果を利用する際に、不自由さを強制されなければ問題ない
と個人的には思ってます。
ま、プロプラと言う意味では、 ソースが公開されていない Web サービス とかもプロプラな訳ですが、これらは、モノによっては、 積極的に避ければ良い だけだし、あと、サービスに機密的な情報を預ける際に、オープンソースの方がかえって怖い場合もあるので (たとえば 金融関連情報 ) 、そういう、セキュリティが気になる場面では、オープンソースではない方が好ましい場合もある、と個人的は考えています。
とは言え、 暗号化系の技術自体がプロプラ 、とかは流石に 外部から検証不可な暗号化技術 なんで、
バックドアが仕込まれてるかどうか判らんモノなんか使えるか!
と思わないでもないので、流石にその辺りでプロプラは避けたいなぁ、と思ってます。はい
以上
とりあえず、雑にメモってみた割には真面目に書いてましたが、ざっと話としてはこんな感じでした。はい。