昨日、各種報道を見ていたところ、ニコニコ (く) の発表会が相当な ガッカリィ だったらしいのですが、 それはそれとして、
ニコニコ動画 に相当するサービスを個人の力量で開発可能か?
と言うコトについて、今日の通院途中とかに調べていたので、 今回はその辺りについて調べたコトをまとめてみたいと思います。
今から[ニコニコオルタ を作るとしたら、どういう配信インフラを構築するか]
基本的に、動画系サービスで一番困るのは、ストレージ周りだろう、と思うので、 僕だと、動画の配信のバックエンドには、この辺りを使うかなぁ、というのがコチラ:
BackBlazeB2 さくらのクラウドのウェブアクセラレータ
まぁ、両方とも安さで選んでいたりしますが、日本限定で展開して、クラウド系インフラを使うんであれば、
- Backblaze B2 に配信データを置いて、 さくらのウェブアクセラレータ で負荷軽減するのが、まぁコストを抑えつつ、 確実に配信出来るんじゃないかなーと。
また、アプリケーションサーバ自体には、 Heroku とか、あるいは AppEngine とか良いかなぁ? という感じですが、まあこの辺りは完全に開発者が何に集中したいかに依るのと、 あと、どれだけインフラ構築に慣れているかにも依るので、まぁなんとも言えないですね。はい。 ただ、正直僕はこの手のサービスとか作って運用したコトなど無いので、見落しとかあるかも知れませんが。
ストリーミング再生にはどういう技術使うか
これについては、
をベースに、プレイヤーも OSS のヤツをカスタマイズするのが、一番手っ取り早いんじゃね? という感じでした。
まぁ、先のインフラの部分にも関わってきますが、ちょっと変則的な方法としては、
AWS S3 の Torrent 配信機能 + WebTorrent (on Server) + WebTorrent on Browser with WebRTC
と言う手段も考えなくはなかったんですが、 WebTorrent と言うか WebRTC を使うとなると、 対応ブラウザが限られてくる面が今のところは有るだろうし、また、WebRTC って STUN だったか TURN だったか、 そう言う NAT 越え 周りの、ややこしくて難しい要素が絡んできたハズ……だったので、まあ上級者向けですね、 という感じになりました。はい。
動画のエンコードはどうするか
これについては、
アップロード出来る容量に制限を掛けて、元動画のエンコード周りはセルフサービス
と言うのが、まぁコストかけない方法かな? と思います。
だた、とは言え、動画を HTTP Live Streaming で配信するとなると、 その辺りの変換は自前でやらなきゃダメっぽいので、まー大変ですね。はい。
以上
ちなみに、今回考えてみたコレは、ニコニコオルタ作れるかな、とは言っても、 本気でニコニコ超える! とか、そういう所までは考えてなくて、 まぁ Twitter に対する Mastodon みたいな、そう言う系が作れたら、 それはそれで面白いだろうなー、と言うのがこういうコトを考え出した発端だったりします。
ただまぁ調べてみて思ったのが、動画系サービス、規模がデカくなればなるほど、 札束で殴り合う感じになるっぽいのと、あと、札束戦争を回避するためには P2P 使うしかないっぽいなー、 という所で、ワリと素人向けじゃないなって感じでした。
また、こう言う投稿系サービスでは、法的に存在自体が違法なアレな動画に対する対応や、 あるいは後で『ジャスラックの者ですが……』されてしまう様な著作権問題も有るちゃあるので、 そういうのも、真面目にやろうとすると大変だよなーって感じだと思います。はい。
ま、ただそうは言っても、self-hosting を前提とした、小規模な動画サイトぐらいなら、 出来合いの技術を組み合わせても作れそうだなーと言う印象を持ったので、 そう言う感じであれば、これはチャレンジしてみるのも面白そうかな、と考えています。
ちなみに、僕は今現在、 角川ドワンゴ学園 ・ N 高等学校 の生徒だし、あと、N 予備校の方も使ってると言えば使っているので、 ニコ動が傾き加減が、学校法人にも影響するとちょっと困るかなぁ、とは思ってます。
ただ、N 高方面の Web サービスが結構良い感じで出来てるのに対し、ニコ動が空周りしててアレって言うのは、 なんて言うか、今のトップの人の、ニコ動に対する舵取りが上手く行ってないんじゃないの? とか思いますね。 ま、頭を取り替えて上手く行くのかどうかはまったくもって判りませんが。