Windows 10 Pro で restic を使って BackBlaze B2 に自動バックアップ
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という感じの事を仕込みました。
話の前提
僕は、今まで散々バックアップ体制を変えては活用もせずにまた変える、と言う事を繰り返してきて、 最近では NixOS を使っていた時に filesystem 上のデータが破損して、たまたま残っていた HDD 上の バックアップから復旧した、という事があったにも拘らず、バックアップをロクに取ってない状態が続いて来たのですが、
流石にもうそろそろ本気出して取り組まないとマズいよなぁ
という判断も有ったので、今日、割と本気出して環境を構築していました。
使ったサービスとソフトウェア
それで、今回の要件として、僕の中で、
- バックアップは当然、自動的に取る
- バックアップは当然、クライアント側で暗号化されている
- 仮に Windows 10 Pro を止めても、同じ手段が使える
という、三つの条件があり、それを満たすソフトウェアとして、
を用いました。
また、上記の restic
は、様々なバックエンドをサポートしていて、
例えば aws S3 等にバックアップリポジトリを作成出来るのですが、
今回は価格面とバックアップしたいデータの容量の関係から、 $0.005/GB/mo という、破格の値段で提供されている、
を用いました。
それで、最初は IDCF クラウドのオブジェクトストレージでも借りようか、とも考えていたんですが、 1GB 辺りの単価が結構高かった上に、データも今後色々と増えそう、という関係で、
現実的に、BackBlaze B2 が一番良さそう
と言う事になりました。はい。
Windows 10 Pro 特有の云々
まあ、バックアップを手動で取るのは流石に面倒なので、僕は下記の様なスクリプトを用意して、 それをタスクスケジューラーを実行する、というスタイルを取っています:
@echo off
set PATH=Z:\platforms\Windows\applications\restic;%PATH%
set B2_ACCOUNT_ID=XXXXXXXXXXXX
set B2_ACCOUNT_KEY=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
cd /D Z:\data\live\platforms\Windows\services\restic
set RESTIC_REPOSITORY=b2:XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX:XXXXX
restic.exe backup Z:\XXXXX --exclude-file=.\excludes --password-file=.\credential
以上
ま、どれくらいコストが掛るかちょっと判らない部分も有りますが、とりあえずこれを一ヶ月ぐらい回してみて、
様子を見た後で、この restic
と BackBlaze B2 と言う組合せのレポートなりレビューなりを書けたらなー、
と今は思っています。はい。