––––などと、煽ってる導入文はほどほどにして。
まあ、 電子書籍 周りのインタビューとかそういう系の云々で、
という話を見聞きすることが、個人的には多いように感じていて、それについて、昔、僕はこのブログの旧ログで似たようなコトは書いてるんだけど、いわゆる、
っていうのが、
動的な要素を取り入れた電子書籍
というモノを指すのなら、それは大体、
- 小説 → 音楽とか立ち絵付ける → (伝奇活劇)ビジュアルノベル
- 漫画 → 音楽とはモーション付ける → アニメ
- 実用書 → 双方向要素 (インタラクティブ要素) 付ける → 普通にスマフォとかタブレットのアプリ
という結論にしかならんよなぁ、と、僕は個人的に思っているので、その辺りちょっとだけ語ってみますです。はい。
まあ、小説が伝奇活劇ビジュアルノベルというのは、僕個人の趣味嗜好なので、その 伝奇活劇 というプレフィックス = 接頭詞は取り除いても良いんだけど、まあ普通に小説に動的な要素を取り入れたとすると、これはどう足掻こうとも、
ビジュアルノベルの亜種
にしかならなくて、その手の商品なり製品だと、例えば、古くは かまいたちの夜 だとか 弟切草 だとか、最近だと、 ひぐらしの鳴く頃に とかそういう作品が既に存在するし、あとそれが成人向けだと、ホラ、えろえろなゲームとか有るワケですよ。例えば、スマフォゲームにも成ったりした TYPE-MOON の Fate シリーズとか。
それで、次に漫画に対し動的な要素を云々……という手法を取ると、 それはもうアニメに成るしかないじゃん? と思うんだけど、一般的なアニメ化の手法を取り入れなかったとしても、まあビジュアルノベルっぽいの要素を取り入れた、アニメのモノともビジュアルノベルのモノともつかぬ、 『名状し難い多少の新鮮味の有る何か』 にしかならない、と僕は思う。
そして、最後の実用書の類いに双方向要素付けるっていっても、それってその実用書の内容に合ったインタラクティブ要素を付ける、即ち、それはその実用書に特化したアプリなりソフトウェアなりを作るって話にしかならなくて、まあそれだったら電子書籍とアプリを別売した方が儲かるんじゃね? という印象が強い。
つまるところ何が言いたいか、っていうと、
書籍の内容に双方向要素を付けた としても、それはもはや ゲームかアニメか専用アプリか何か にしかならない
という点で、即ちそれは、
[電子書籍 にしか出来ないことを付き詰め] ても、どの道、その先は 普通に有象無象がひしめき合う[レッドオーシャン しか存在し得ない]
というコトです。普通に考えて、iOS とか Android のアプリ市場って飽和状態だし、あとその電子書籍に特化した何かを開発するための開発費とか誰が負担すんのー? とかその辺り。
なので、まあ僕個人としては、
電子書籍にしか出来ないコトを云々
というコトを探っても 意味ないかなー と個人的には思ってます。大体、その辺り、既に先人が居て、かつ、 相当に気合と根性とそれに見合う事業計画と、ヒットを生み出すためのセンスとあと時の運 とかその辺りが必要ですから。 それら全部を揃えないと、今、普通の出版社という機能だけしか持ってないところは、まあ厳しいよねっていう。
ただ、そう言った意味合いで、今のカドカワはその辺りの事柄について、ドワンゴの技術陣と角川書店の編集陣を持っているので、まあ巧く組み合わせられたらなら、色々と強いと思うんだけど、どうなんでしょうかね、実際その辺り。テック系の人間と、クリエイティブの編集系ってあんまり相性良くないのでは……? と個人的には思うんだけども。
ただし、カドカワがその辺りのテック系とクリエイティブ系の人材を持っている、って言っても、肝心のそれらを載せるハードウェア系は持ってない (と思われる) ので、その辺りの、
○○ 専用ハードウェアを製造する能力
が有る技術陣が居なかったりすると、結局は、
みたいなコトにしからならない、と個人的に思っているので、その辺り、カドカワがハードウェア寄りの人材を募集してる、というのは、まあ会社というかコンテンツ産業を牽引していく、っていう意味では正しい戦略だと個人的には思います。まあこの辺りは聴き齧りですけどね。詳しく話を聴いたりしてるワケではないんで。
というコトでなんとなくで書き始めた雑文は以上です。
まあ僕個人の結論としては、 書籍 にしろ 電子書籍 にしろ ゲーム にしろ アニメ にしろ、 個人の才能 頼りに 作品をポンポンと投げる のは、才能の無駄遣いとまでは言わないにしろ、今の 安売り競争方式 だと、どう考えても集団ビジネスとして創作活動を行なっている、ハリウッドだとかというかディズニーだとか、っていう感じの集団創作をビジネスで行なっている所には勝てる体力は失くなっていく一方なので、まあどちらにせよ袋小路だよね、って思ってます。
というコトで以上。結論に救いが無かった。南無三。