『貧困』の問題は、『カネ=経済力』だけの問題じゃない!
今日、たまたま、
- 貧困が云々
って話をブログの記事で見かけて、なんとなく自分の意見を書きたくなったので書きます。
1. 日本に於ける『貧困』の問題は、その世帯の『生活力』が弱ってしまっているコトに有る、と僕は思う
僕の今現在に交流のある友人の中には、生活環境が厳しい状態に置かれている、 という友人が何人か居るんだけど、そういう、生活環境が厳しい状態の友人たちの、 断片的な生活の話を見聞きするに、『貧困』という問題とは、
その世帯の『生活力=日常生活を送っていく力』が、程度の差は有れ弱っている状態
である、と僕は思う。
で、『貧困問題』っていうと、経済的な問題やら、あるいは、心身障害が有って働けない、 とか、一般にはそういう一面的な側面のみが、なんとなく知られている状態だと思うんだけど、 それはやっぱり一面的であると僕は思うし、その、
- 『生活力=日常生活を送っていく力』が、程度の差は有れ弱っている
という状態は、別に 経済的な問題だけではなく て 、日常生活を送るにあたって、 家族の一人に過度の負担が掛っている とか、 あるいは、その世帯での 頼れる大人の不在 とか、または、 生活の知恵を授けてくれる存在の不在 とか言った、
人として生活を送っていく上で の、 支えとなるはずの土台 に 困難を抱えている
という状態が、
- 『貧困』
と呼ばれる状態である、と僕は思います。
で、次。
2. 日本から『貧困』を無くすためには、単にカネを渡すだけではなく、『生活力の修復』という支援が必要なのではないか
まあ、ぶっちゃけ一言で言えば、
ケースワーカー増やせ
っていう話にはなってしまうんですが、僕は、日本のセーフティーネットの最大の問題点は、
その世帯の『生活力の修復する』という視点での支援策が充実していない
というコトに尽きる、と思う。
まあ僕は未だ精神障害者だし、他人の家庭環境について責任を取れる人間でもないので、 そういう自分があまり他人の家庭環境について兎や角言うことは無責任だとは思うんだけど、 やっぱり生活環境が厳しい状態に置かれている友人たちを見るに、
やっぱり、『生活力の修復』の為の支援って、足りてないよなぁ
と思う。
で、これは別に『貧困』だけの問題ではなくて、例えば、老人介護であるとか、 もしくは、僕の様な障害者支援とかでも一緒だと思うんだけど、今現状の日本で、
- なんらかの原因で『生活していく力』が弱っている人々への『生活力の修復や補助』の為の支援
っていうのは、やっぱり行き届いてないと思うし、あと、これを何とかしない限りは、
『貧困』を日本から無くす
というのは、ちょっと無理じゃね? とか思います。
で、最後。
3. 『格差是正』とか言うのであれば、下層の『生活力』の向上を目指すべき
所得再分配だとか、あるいは、富の再分配だとかと、
上層からカネ取って、下層に配れ
みたいな話だけが言われている様に僕は感じるんだけど、ぶっちゃけ僕は、
- 『格差是正』のためには、ただ単に富の再分配で上層のカネを下層に回すのではなく
- 下層になってしまった人々の『生活力』の向上=底上げを徹底的に支援し
- その為の必要な資金を、裕福層から再分配してもらう
というのが必要だと、個人的には思います。
まあ、あと僕個人としては、こういう格差問題っていうのは、 所得格差 が問題だっていうより、
生活力の格差 が問題だと思うので、所得の上層部を刈り取るのを必死こいて行なうよりかは、
下層部の生活力の底上げに力を注いだ方が良いのではないか、と思います。
というコトで以上
今回言いたくなったコトは以上です。
まー僕もぶっちゃけ今のままの生活力の無さが続いてしまったりすると、 貧困層まっしぐらな感じなんで、本当に他人事ではない感じなんですが、 本当に生活力に対する支援って、今の日本だと足りてない印象を受けます。
というのも、自立支援とか障害者手帳とか障害者年金の申請ってクッソややこしいし、 あと年金だったか手帳だったかは忘れたけど、申請するための書類を整えるためのハードルが結構高いので、 頼れる大人がどっかに居ないと、アレ無理だろって感じなので、その辺りがマジでマジで改善して欲しい、と思ってます。
つーか、頼れる大人が居ないから支援が必要なのに、それを受けるための書類を、 誰かを頼らないと書けないって言うの、すごい矛盾してる気がします。
というコトで今回は以上。 特にオチは無いけど、とりあえず書きたくなったコトは大体そんな感じでした。まる