おときた駿氏のBlogosの記事、『「年金受給者に、選挙権は与えるべきではない」の合理的な論拠とは?』の問題点について

まあ、色々問題が有ると思うので書きます。

今日、たまたま、おときた駿氏の、

という記事を見て、かなり思うところが有ったので、今回はそれについて書きたいと思います。


1. 『高齢者、年金受給者には選挙権を与えるべきではない』という主張は、ある種の選民思想である

最初にリンク貼った記事の中で、この主張を一つの学説として紹介した、とされているのは、

  • 池田信夫氏

なので、その辺りの事実誤認はして欲くはないのですが、僕は、

高齢者、年金受給者には選挙権を与えるべきではない

という主張は、

ある種の選民思想

ではないか、と思います。 っていうか、おときた駿氏のBlogosの記事を見る限りでは、

  • 高齢者=年金受給者

みたいな印象を僕は受けたのですが、

高齢者年金受給者 には選挙権を与えるべきではない

という主張は、

  1. 僕のように、 **_ 心身障碍が主な原因_** で **_ 働くことが出来ず_**
  2. **_ 障害者年金を受給している若い世代等_** の
  3. **_ 社会的弱者への政治参画の機会の奪うコトに繋がってくる_**

と思います。

つかね、皆 年金 って聴くと 老齢年金だけ を想像しがちなんですが、

老齢年金 以外にも、 **_ 遺族年金_** とか **_ 障害者年金_** とか、色々有るんですよ。

で、そう言った 老齢年金以外の年金 を受給している方々って、

社会的に弱い立場に置かれているコトが多い わけで、

そういう人達から 政治参画の機会を奪う選挙権を無くす っていうのは、

政治の世界 から、 **_ 社会的弱者の代表の一切を排除する_**

っていうコトになるわけで、それで政治の世界が回されるとなると、

社会的弱者 を **_ 一切顧みない_** 、 **_ 弱者に対して抑圧的な社会_**

になっちまうんじゃないかと僕は思います。冗談じゃないよ。

で、次。

2. 「選挙へは行こうね!」 と言っている方が、 人々を選挙に参加できなくする案 を肯定的っぽく紹介するってどうなの?

まあ僕も日本の政治が

ほぼ完全 に **_ 老人民主主義に成っている_**

のには問題意識を持っていますが、だからっていって、

社会的弱者から選挙権奪え

なんて乱暴な意見を、

事も有ろうに政治家当人が肯定的っぽく紹介するのどうなの? なんか矛盾してない?

と思います。

まあ、あの記事からおときた駿氏が、

高齢者、年金受給者には選挙権を与えるべきではない

を、 完全に肯定しているとは僕は思っていません が、 だとしても、 もう少し紹介の仕方とかが有るだろ とか思います。

ってか僕としては今回の記事を見て、かなりあきれてるんですが、少なくとも、

民主主義の根幹である選挙権を選民思想的に制限する

という様な学説を、ちょっと嬉々とした感じで紹介するっていうのは、

あんた、それ,あんまりにも考え無しすぎるだろ。 もうちょっと言ってることの重大さに気がたら?

と僕は思いました。まあ一言で言えば、

え、何言ってるのこの人

って感じですね。

で、最後。

3. 日本を老人民主主義から脱却させるにはどうしたら良いのか

ま、これについては 誰もが納得する方法は無い とは思うんですが、最初に引用した様な、

高齢者、年金受給者には選挙権を与えるべきではない

という様な、

選民思想的に選挙権を奪う方向での調整

を採るのではなく、

社会政策のバランスを取れるような、より多くの投票権利を与える方向での調整

が良いのではないかと思います。

これは例えば、

世代間での票数の偏り を **_ 均一化させる_** ために、 **_ 人口が少ない世代へより多くの投票権を与える_**

という方法や、または、

政治への参画 = **_ 投票の意思が強い人々_** に、 **_ 選挙への参加実績を元に投票権を多く与える_**

という方法等が有るかと思います。

で、僕としては少なくとも、

高齢者、年金受給者には選挙権を与えるべきではない

という様な、 ネガティブな方法論で世代間の票数の調整 を行なうのではなく、

世代間での票数の偏りを均一化させるために、人口が少ない世代により多くの投票権を与え、 また、選挙への参加意思の強い人々に、より多くの投票権を与える

と言ったような、 ポジティブな方向での世代間票数の調整 を行なう事を提案する方は良いのではないか、と僕は思います。

以上です

まあネガティブな方法にしろポジティブな方法にしろ、

選挙権 は **_ 一人一票_**

という前提をいじるのが、 世代間の投票件数の調整 、と言う行為なので、 その辺りは国を挙げての議論に成ると思うし、また国を挙げて議論しないと、 色々とマズいのではないか、と僕は思います。

で。

今回のおときた駿氏が紹介していた、

高齢者、年金受給者には選挙権を与えるべきではない

という方法論は、まあ僕としては、

それ選民思想だよね

と思うし、あと、その話を突き詰めていくと、

年金貰ってる人だけが選挙権無いのは不公平だから、生活保護受給者も選挙権無しにして、 他にも税金が免除されてる低所得世代からも選挙権無くそう! だって税金納めてないし♪

みたいな、

戦前を通り越して **_ 明治時代かそれ!?_**

という、 弱者斬り捨て御免政治になる と個人的には思うので、まあ、

ネガティブな方向での票数の調整 は流石に止めてくれ、と思います。はい。


以上、本日、 思わず突っこまざるを得ない記事 を見た事に対する意見は以上です。

まあ正直、おときた駿氏の例の意見の紹介の仕方は、あんまりにもあんまりなので、 その辺りもうちょっと何がどうマズいか考えて欲しいな、と思います。

ということで、終ります。以上。

nyarla が大体

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