『良いモノを作れば売れる』なんていうのは幻想である、という話

読了まで:約4分


とりあえず書きたくなったので書く


確かここ数日の間に考えていたというか思いを馳せていたコトなんですが、ビジネスにおいて、

良いモノを作れば、それが売れる

なんていうのは、

どう頑張ってもただの幻想である

というのに思い至ったので、今回はその辺り書いてみます。

1. 『良いモノを作る』なんていうのは、モノを売るための前提条件である

まず最初にこれ。

ぶっちゃけなんでもそうだと思うんだけれども、

『良いモノ』を作る

というのは、

  • モノを売るための前提条件である

と僕は思います。

というのも、いくら広告とか宣伝をしたとしても、モノが腐ってるような使い心地だったりとか、あるいは誰の目に見てもただのガラクタだったりすると、それを購入した顧客が、

(広告に) だ ま さ れ た!

と思ってしまうからです。

で、これの良い例が、ひと昔までの Android スマートフォンで、アレ、単価が高いクセに、やたら発熱したりする端末があるわ、あるいはフリーズして使い物にならないわ、とかで、

  • なんとか Android スマートフォン is ゴミ

みたいな認識が、Android 使ってる人たちの間でも、結構できていたように思います。

で、今でこそだいぶマシになったといえ、やっぱりそれでも Andrdoid を避けている人たちもいるし、現に未だ僕でも、

Android スマートフォンは一台欲しいけど、選ぶのは慎重にしないとなー。 ハズレ引いたら、目も当てられないし。

みたいな認識があるので、マジでその辺り罪深いというか、いくらモノを一生懸命に作ったとしても、モノの出来が本当に悪かったりすると、後々まで尾をひく破目になるので、まあ僕としては、

『良いモノを作る』というのは、モノを売るための前提条件である

と思います。

で、次。

2. 『良いモノ』を作ったとしても、それが認知されていなければ、売れるはずなどない

次にこれ。

これは理由としてはシンプルで、いくら良いモノを作ったとしても、

それについて、誰も知らない

とかだと、売れるはずがありません。だって、顧客になりうる人に、誰にも認識されていないんだもの。売れるはずなどないじゃないですか。誰にも知られてないんだから。

で、先ほど、

『良いモノを作る』というのは、モノを売るための前提条件である

とは書きましたが、ただ、良いモノを作っただけでは、売れるはずなどなく、良いモノを作った後に、

『良いモノを作った』と認知される

という活動に力を入れないと、多分顧客はつきません。

で、これは実例というか僕の体験談ですが、僕は、

the.chnlr.net

という、2ch-like なシステムを作ったりもしましたが、この Web サービス、マジで人がいません。 何故かというと、おそらくはほぼ認知されていないから、というの一点と、 掲示板サービスなのに人がいないから、という一点。ま、簡単にいえば、不毛の大地みたいなモノですね。はい。

で、やっぱりなんでもそうなんですが、

それが『有る』と認識される

までには、相当にエネルギーを注ぎ込まないと多分ダメでしょうし、また、宣伝して認知されたとしても、それがしょうもないモノだったりすると、これまた、次の商機につながっていかないので、その辺りについては、

  1. まず、宣伝に耐えうる『良いモノ』を作る
  2. 次に、ソレを認知されるためにエネルギーを注ぎ込む
  3. そして最後に、認知を利用して商機を得る

という順番になるのかな、と僕は思います。

で、次。最後。

3. 『良いモノを作れば売れる』というのは、それが十分認知されたあとの話である

で、僕は思うのですが、

『良いモノ』を作れば売れる

というのは、

  1. 『良いモノ』を作ってきた、という実績があり
  2. かつ、それに対して十分な認知がある状態で
  3. さらに『良いモノ』を作り続けると、それが勝手に売れ出す

みたいな話だと思っていて、簡単にいえば、

それに対する一種のブランドが確立されている

という条件下でのみ、発動する法則ではないか、と僕は思います。

で、これは例えば Apple などがそうで、今の Apple が、黄金期か、っていうと、ちょっと迷走の気配があって微妙なんですが、少なくともジョブズが亡くなるまえの Apple は、確かに良いモノを作っていたと思うし、あと Apple というブランドいついても、

スティーブ・ジョブズが率いる

という認知で輝いていたとは思うんですよね。

で、まあそのジョブズが亡くなってからティム・クックが率いる、という感じにはなりましたが、まーぶっちゃけ前ほどは輝きがないように思うし、あとなんかシンプルさも失われている感じだし。

ただまあ Apple というブランドはまだ健在なので、その Apple が、

お、これは素晴らしい!

という、皆を魅了するようなモノを出してきたら、それが多分売れると思うので、まあその辺りは、先に言った、

  1. 『良いモノ』を作ってきた、という実績があり
  2. かつ、それに対して十分な認知がある状態で
  3. さらに『良いモノ』を作り続けると、それが勝手に売れ出す

という法則が発動するのではないかな、と思います。

というコトで以上です

はい。

なんかだいたい一時間ぐらい(正確には現時点で 45 分ぐらい) はこの記事を書いてますが、結構な長文になりましたです。はい。ま、いつものコトなんだけれども。

で、やっぱりなんだろうね、僕としては、

『良いもの』を作れば勝手に売れる

なんて言うモノは幻想にすぎず、何かを売り出す際には、

  1. 前提条件として『良いモノ』を作る
  2. そして次にソレを認知させるために全力を尽くす
  3. 最後に、認知された『良いもの』を利用して商機をつかむ

という手順を、

泥臭くやっていくしかない

と最近になってようやく実感してきたので、まあその辺りができるようになれば良いんだけどなー、と思っております。

ただ、僕の場合、アスペルガーシンドロームの影響もあってか、対人のコミュニケーション能力がアレだし、あと現在進行形でもある、統合失調症やうつ病などの影響もあってか数字を読み取る力などがかなり落ちているので、その辺りの影響は、ビジネスなどを回していくためにはネガティブかなーとは思ってます。なのでまあ、そのあたり微妙というか、結構ハンデはあるかなーと。ま、障害者ですからね。自分。


というコトで、だいたい書きたかったコトは以上です。

で、今日はもう一つ、Web デザインとかその辺り関係で書きたいコトがあったのですが、その辺りについては、また後日か、あるいは今日の昼からにでも書けたらなーとか思ってます。まあ書くかどうかはわからないけれども。

という訳で、そんな感じの記事でした。終わります。まる

にゃるら(カラクリスタ)

『輝かしい青春』なんて失かった人。
次に備えて待機中。

今は趣味でプログラミングをして
生活しています。