「その価値観は我々には理解できない。故に君たちは価値観を改める必要がある」と迫るのは『野蛮の極み』である。

読了まで:約4分


と僕は思うので、今日はその辺りざっと書いてみる。ちなみに、話の発端としては、BBC の漫画関連のあの辺りの話です。

参考としてはこの辺り参照:


1. 「その価値観は我々には理解できない。故に君たちは価値観を改める必要がある」と迫るのは『野蛮の極み』であると僕が思う理由

まず最初に言っておくと、僕にとっての、

  • 『野蛮』な行為

という定義を説明する必要があると思うので、その辺りを明言しておくと、僕にとっての 野蛮な行為の定義 はたった一つで、これは、

『他者』に『自身の考え方』を無理やり強制すること

です。

まあこれは僕にとっての価値観なので、他の方の同意を得られるかどうかは分かりませんが、他者に自身の考え方、あるいは価値観を強制するというやり方は、すごく野蛮な行為だと僕は思う。

で、どうして僕はそう思うか、っていうと、これもまたシンプルな理由で、それは、

『他者』に『自身の考え方』を無理強いすることは、相手を尊重していないから

と僕は思うからです。つまり、

  1. 相手の考え方
  2. 価値観
  3. 宗教観やその他色々

  • 蔑ろにしている

から、というのが一番大きい。

特に僕は郷に入っては郷に従えじゃないけれども、基本的に異文化圏に対してはある程度の敬意を持って接すべきだとも考えているので、異文化に対し全部理解するのは無理であるにしろ、自分たちがその異文化を理解できないからと言って、自身の考え方を押し付けるのは、やっぱり、

それは野蛮な行為だ

と僕は思います。

2. あと、そもそも『グローバルスタンダード』な価値観とか、あるいは『ガラパゴス』を改めよっていうのは、『キリスト教圏』の『西洋列国』の価値観に合わせよと言っているだけではないのか

まあこれも前々から思っている事だけれども、文化とか価値観における、

  • 『グローバルスタンダード』に合わせよ

とか、あるいは

  • 『ガラパゴス』を改めよ

っていうの、結局のところは、

  • 『キリスト教圏の西洋列国』の価値観に合わせろ

っていう事だと僕は思うんだよね。

で、無論、西洋の方が進んでる考え方もあるとは思うし、人権の意識とかでは、見習うべき点もあるかとは僕は思うけれども、だからと言って、自文化の考え方を捨て去ってまでそっちに合わせよとかいうのは、これは非西洋圏への文化的侵略行為だと僕は思うし、そもそもそれって西洋圏的価値観の驕りというか傲慢な考え方じゃね? と僕は思う。

特に今回 BBC が取り上げた成人向けコミックの話については、これはもう価値観と価値観の衝突の話で、色々と込み入っていて一言では言い表せられない事柄だし、あとこの手の規制論ではしょっちゅう、

『グローバルスタンダード』では受け入れられない! だから規制しろ!

と言われてて、正直うんざりするところもあるんだけど、さっきも言ったように、

  • 『グローバルスタンダード』に合わせろ!

っていう類の主張は、結局のところ他所様の価値観の押し付けでしかないわけで、そういう、押し付けがましい価値観の強要というのが、昨今のキリスト教圏とイスラム教圏の対立とかに繋がってるのではないか、と僕は思います。

3. 最後に、『我々はその価値観は理解できないが、我々はその価値観をある程度は尊重する』というのが、異文化圏と異文化圏の共存共栄につながるのではないか

と僕は思います。

というかまあ今回はキリスト教圏の考え方について言及しているけれども、これが仏教圏であれ、あるいはイスラム教圏であれ、

  1. 自文化圏の価値観、考え方を絶対視し
  2. それを他文化圏に押し付けるということは
  3. 文化的衝突を招き、最終的には、無益な殺し合いに繋がってくる

と僕は感じていて、まあ人類がその辺りを改めるにならなければ、その内に人類は自滅的に滅びるんじゃね? とか僕は思ってます。

まあ少なくとも、今回書いている話としては、

誰だって他所様に変な口出しされるのは嫌でしょう?

っていう単純なコトだと僕は思うんですが、どうもその辺り、理解してない人が多いのかなんなのかは分かりませんが、そういう事柄を無自覚に踏み躙っていることそのものが、世界から紛争を取り除く機会を奪っているのかなぁと思います。

ま、今回の話も、結局は仏教的な考え方なのかもしれませんけれどもね。

というコトで以上です。

はい。

つか久しぶりに長文書いたら疲れました。あと文章がスムーズに書けない (>_<;)

ま、上記の話は結局は僕の価値観そのものなので、あくまで俺はこう思う、って話でしかないんですが、少なくとも

  • 他者の価値観を尊重する

というのが欠けているからこそ、文化や価値観の押し付けで紛争が起きたり、あるいは文化的侵略とみなされて反発が起きたりしているんじゃないか、と個人的には思います。

で、なんかこの記事を書くきっかけがエロ漫画が云々だったのに、なぜか世界から紛争が無くならないのは云々という壮大な話になっていて自分でも驚いているのですが、とりあえずまあ僕としてはこういう考え方してますよ、って話でした。

というコトで以上で今日の記事を終えたいと思います。

ぶっちゃけ長いですね。はい。

#FIXME

にゃるら(カラクリスタ)

『輝かしい青春』なんて失かった人。
次に備えて待機中。

今は趣味でプログラミングをして
生活しています。