KADOKAWA・DOWANGOの川上会長のインタビューを読んで思ったコトを書いてみる

読了まで:約5分


主に、

を読んでの感想です。

1. 「コピーできない仕組みなら課金は可能」という主張には激しく同意する。と言うか、あらゆるコンテンツ商売は「コピー不可」でなければ、もう成り立たない時代になっていると僕は思う。

まず、最初のリンク先の記事を読んでいたら、川上氏が、

今のコンテンツの根本の欠陥は、コピーされやすいということですよ。インターネット+パソコンの組み合わせっていうのが最悪で、万能複製マシーンなわけです、コンテンツの。で、その中ではあらゆるコンテンツがデータ化されて、お金をとっていくっていうのは難しいわけです。だって無料にあるものからお金をとるのって難しいですからね。それが一番大きな問題。これは基本的なことなんで、だからみんな違法コピー反対って言っていたんだけど、根本的には変わっていない。

と言っていて、

おお、川上氏ちゃんと正しく現状を認識してるやん!

とか思いました。

というのも、ぶっちゃけ今の時代、

  • ユーザー制御下のデバイスにコンテンツを配信するコト

は、ほぼ自殺行為だと僕は思っていて、それはなぜか、と言えば、それは川上氏も言っている様に、

ユーザー制御下のデバイスのコンテンツは、いくらでも複製可能である

という事に尽きるからです。

で、僕はその辺りの話、特に人々が海賊版に手を出す理由としては、

  1. モノがない
  2. カネがない
  3. カネを出す気がない

という事を、

という記事にもう 2 年も前に書いていて、それに対する対策もちょろっとだけ書いていたんだけれども、今にして思うのは、海賊版に対する根本の対策、というのは、

  • いかにして商業コンテンツをコピー不可にしてしまうか

という事に尽きる、と僕は思う。

まあそういった意味合いでは、PS Vita とか Nintendo 3DS が、

  1. 独自のカードリッジ or インターネット配信でコンテンツを購入させ
  2. コンテンツの関連ユーザーデータも、ユーザーには極力触れないようにして
  3. かつ、そのコンテンツもそれ専用のデバイスでないと再生出来ないようにする

というのは、

  • 商業コンテンツの配信プラットフォームのあり方

としては正しいと思う。

ただ、この

  • 独自デバイスに完全にコンテンツを封じ込める

というのは、いかに影響を最小限にしようと努力しようとも、ユーザーにとっての利便性や、購入したコンテンツの永続性等を損なう形にはなるので、その辺り、さじ加減が難しい事柄かな、とも思います。ぶっちゃけその専用デバイスが世代交代で廃れたり、あるいはコンテンツ配信プラットフォームが潰れたりすると、やっぱりそこまでだからね。

まあなんだ、そういった意味ではなんかの本か何かで見かけた、

  • モノを売るな、体験を売れ

というのは正しくて、

  • 『体験』=デジタライズできないモノ or コト

を売っていくのが、コンテンツプレイヤーとしては正しい方向なんじゃないかなーと僕は勝手に思ってます。

2. ただ、僕は『独自デバイスに囲まれきったコンテンツ』が高止まりするのはいかがなモノかな、と思う。

んで、次。

長くなってきたんで、もう一度リンク貼り直すと、

という記事の中で、川上氏は、

——電子書籍の価格を保護しようという動きがあります。そうなんですか。それはそうだと思いますね。ある程度というか(値段を)拘束するならしっかり拘束しないと。抜け道があると意味がなくなるんで。やるなら真剣にやったほうがいい。

と述べていて、まあその後の、

望ましいですね。電子の安売り競争って下限がないからエスカレートするんですよ。そうすると紙の本の値段にも圧力がかかって、それに抵抗すると、どんどん売れなくなっていく。 結局は全体が安売りになっちゃうんですよね 。 (強調は筆者)

も同意できるんだけど、ぶっちゃけ コンテンツを買う 僕としては

いつ再生(読んだり、観たり、遊んだり)が出来なくなるかも分からないコンテンツに大金をつぎ込むのはいかがなものか

とも思っているし感じてもいるので、

ユーザーコントロール下にある

という文脈で

  1. _ 不自由な電子コンテンツ_ の価格が
  2. _ 自由なコンテンツ_ と同じ値段
  3. あるいはそれ以上の価格でないと購入できない

というのは、

  • 僕としては歓迎しかねる部分がある

という感じですね。

あと、今はもうだいぶ本を減らして、かつ本自体を買わない様にしているんだけれども、昔の僕の様に、

積ん読という積ん読の本が、本屋の一角を築き上げられる程ある

という状態で、かつ、

既読の本も 4 畳半の部屋に本棚二つ置いても納まらない

という、

取っておきたいコンテンツ(本等) が、 _ 物理的に納まり切らない_

というのは、本好きの人間には、 文字通り死活問題 なので、その辺りについては、もうちょっとなんとかならんかーとは思います。

つか、もし KADOKAWA・DOWANGO が、

  • 電子書籍等の、読み放題サービスを月額課金のみで提供する

とか有ったら、まあ内容によっては契約してもいいかなーなんて思ってます。

3. 「ニコ動、全部作り直す」なら、なるべく画面をすっきりさせて欲しいと僕は思う

で、最後。

という記事の感想、と言うよりかはまあ愚痴みたいなモノだけれども、ぶっちゃけ、昔の僕は、Twitter で、

と言ってるほどニコニコ動画を観てたっぽいんだけど、その後、

と言ってて、まあ多少ニコニコ動画に飽きた、と言うのも有ったんだろうけれど、僕が認識している範囲では、

  • ニコニコ動画は、好きなコンテンツを探すのには複雑すぎるし量が多すぎる

と今は感じでいて、もうちょっとどころではなく、かなり改善して欲しいな、と思っている。

まあ昔と比べて見た目は割とすっきりはしてるっぽいんだけど、僕の場合、コンテンツへの動線が多すぎて、

これ、どこから観りゃええねん

って成っていて、かつ今はニコ動では Fate/stay night ぐらいしか観てないので、本当、その辺りなんとか成って欲しいと思う。

あとこれ 個人的な意見だけど、ニコニコ動画の公式放映アニメ、過去放映分がレンタル形式なんだけど、僕はレンタルにカネ払うのは好きじゃないし、あと好きな時に見返したくなっても出来ない、というのは不快に感じてそれ自体を避ける傾向にあるので、その辺り月額制の見放題サービスが有ってもいいんじゃないかな、とか思います。

という事で以上

なんか(1)と(2)はまだ良いとして、(3)は完全にどうでもいい雑文とかしている野で、その辺り微妙である。慈悲はない。

あと、さっきこの記事を書くに辺り、Twitter の過去ログ検索をやっていたら、ニコニコからカジュアルに動画ダウンロードしてる、と過去に発言していて、

あ…… 未熟なのってやばいなー

とか思いました。

で、念のため言っておくと、そのカジュアルダウンロードしていたファイル類は今はもう残っておらず、また、その辺りのカジュアルダウンロードからはもう足を洗っているので、その辺りあんまりつつかないでください。

っていうか、自分自身、その辺り公然と発言していた過去について、今愕然としています(>_<;) まあ 2007 年前後だったからもう 7 年ぐらいも前で、7 年前っつったら、俺、まだ 19 歳かそこらの小僧だったからね。まあ今でも成熟しているとは思えないけれども。


という訳で今日なんとなく書こうと思った事は以上です。

っていうかもう一時間ぐらい書いているような気がしているけれども、まあ今回はこの辺りまでにしておきます。

というコトで以上で終わります、まる。

#FIXME

にゃるら(カラクリスタ)

『輝かしい青春』なんて失かった人。
次に備えて待機中。

今は趣味でプログラミングをして
生活しています。