精神病を「心の病気」と言うのはもうそろそろやめた方が良いと思う

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僕がしばらく前から、いわゆる精神病のコトを、

心の病気

っていうの、なんか違うんじゃね? とか思ってます。

で、それは何故か、というと、ぶっちゃけた話、 精神障害の類いっていうのは、脳の機能異常が原因で起ってるからです。

例えば僕が患ってる、

  1. 統合失調症
  2. 鬱病

という病気は、前者はドーパミン分泌系の異常ではないか、 と言われているし、鬱病に関しては、 これはセロトニン分泌系がおかしくなってるんじゃないか、 と言われてるわけです。

で、これって要は、脳の内分泌系の異常、 つまり脳というハードウェアのハードウェア障害なのであって、 脳というハードウェアが演算した結果である 精神 、 あるいは 、というソフトウェア障害ではない、と僕は思うんです。

つーか本当に精神病が脳というハードウェアから切り離された、

心の病気

というのなら、抗精神病薬とか抗鬱薬とか効くはずが無く、 それらに対する治療というのも、 どっちかっていうとカウンセリングとかがメインとなるはずです。

が、しかし、現実には向精神薬で、ある程度の症状の改善、 あるいは緩和ができてる時点で、薬で脳に作用すればその結果が表れる、 ってコトが分かるワケで、それって即ち、 心の病気 っていうのは、 脳内で起きてるハードウェア的な異常、だと僕は思うんですよね。

で、その 「脳」 という臓器=人間のハードウェアの機能障害を、

「心の病気」 という、人間の心=人間のソフトウェアの障害、

と見なしてしまうと、ちょっとお互い不幸になるんじゃないかなーと、 僕は思うワケです。

つか基本的に 「人格」 なり 「心」 なりっていう精神的な云々、 というは、僕らの脳みそという物理的ハードウェアが、 その時々に応じてリアルタイム演算した結果として表れてるモノだ、 と僕は思ってるんですよね。

で、このリアルタイム演算装置という 「脳」 という器官が、 なんらかのハードウェア障害を起こすコトで、

「人格」 、あるいは _ 「心」_ 、に演算異常が起き、

それが 「病状」 として表れてるんじゃないかなーと僕は思う。

で、よく鬱は甘え、気合いでなんとかなる、 とか言ってる人がいますけど、鬱病にしろ何にしろ、

「心の病気」 という類いのモノが、脳の機能異常で起きている以上、

本人の心の持ちようでなんとかなるもんじゃないです。

つーかね、鬱病とかを気合いでなんとかしろ! みたいなのは、 ぶっちゃけ胃酸過多で胃が荒れてたりするのを気合いでなんとかしろ! と言ってるのと同じことで、これ薬飲まなきゃどうにもならんだろ! という風に僕は思うのですよ。

だからまあ、もし身近に、 いわゆる 「心の病気」 を患ってる人がいる場合には、 ああ、この人たちは、脳がなんらかの障害を起こしていて、 その結果として病状が起きてるんだな、 自分の力ではどうしようもないんだな、と思ってあげてください。


ということで以上、前々から思ってるコトをまとめて見ました。

まあなんだ、基本 心の病気 って脳の異常の結果なので、 その辺り理解が進むと偏見や間違った対応とかも減るんじゃないかなー、 となんとなく思ってます。

いじょうおわり。まる。

#FIXME

にゃるら(カラクリスタ)

『輝かしい青春』なんて失かった人。
次に備えて待機中。

今は趣味でプログラミングをして
生活しています。