そもそもの話、機密情報はIT機器に保存してはならない

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主に、

あたりを読んでの話。


えーっとですね、そもそも論として、

  1. Gmail を運営する Google はアメリカの会社である
  2. アメリカの会社であるからには、その内容はアメリカに筒抜けである
  3. よって、国家機密等、機密情報は Gmail 等で扱ってはならない

という理論に基づき、

  • Gmail は信用してはならない

という結論を導くのであれば、

IT 機器を使って機密情報で扱ってはならない

って話になります。

それはなぜか? というと、一つ聞きますが、 皆が使ってる Windows やら OSX やら iOS やら Android って、 どこの会社が作ったモノですか? そう、アメリカの会社です。

そしてもう一つ、それらのアメリカの企業が、 ユーザーにもセキュリティ専門家にも気づかれないように、 ソフトウェアバックドア、 あるいはハードウェアバックドアを仕込んでない、 という保証はどこにありますか? そんな保証はどこにもないですよね。

さらに言いますと Microsoft や Apple と言った企業は、 アメリカの大規模盗聴に加担していた疑いがあります。 で、その大規模盗聴に加担していた企業が、 どうしてユーザーにもセキュリティ企業にも気づかれない、

OS or ハードウェア機能としての盗聴機能を実装していない

と言い切れますか? 言い切れないですよね。 基本 〜でない という証明は悪魔の証明ですから。

で、何が言いたいのかというと、

  1. ○○ はどこどこ製の製品である
  2. どこどこ製の製品は、なになに国の企業によって作られている
  3. よって、その企業の製品で取り扱う情報は、なになに国に筒抜けである

ということを、無条件に肯定するのであれば、 そもそもの話、

IT 機器何ぞで機密情報を取り扱うべきではありません 。

なぜかと言えば、それは先に述べた通り、 IT 機器である以上、何をどう取り繕うと、 ソフトウェア or ハードウェアバックドアが仕込まれていない、 という可能性を排除できないからです。


で、ここまで読んでアホか、と思うか、 あるいは、いやん、IT 機器怖い! と思うかは人それぞれだと思いますが、 僕としては基本的にアホか、と思う派です。

まあ山本一郎氏のブログは面白いし、 僕も楽しんで読んでるほうなんですが、 それでも、

という記事は、は、はい? となりました。正直な所。

だってさ、アメリカに盗聴されるから Gmail で機密を扱うな、 っていうなら、外国製パソコンとか外国製スマフォにおいて、 ソフトウェア or ハードウェアバックドアが仕込まれてる可能性とか検討しないと行けないんじゃないの? とか思っちゃうわけですよ。

で、無論これらを至極まじめに主張すると、 生暖かい目でみられると思うんですが、一人だけ、 そういうことを真面目に実践している人がいたよなーと思ったら、 我らが尊師、リチャード・ストールマン大先生だった。 あの人、マジですげぇな。


で、とりあえずの結論ですが、 もし諸外国による盗聴のリスクを鑑みて、 諸外国のサービスなり IT 機器なりを使うべきではない、 というのならば、基本的に、機密情報を扱う上では、 IT 機器を一切使ってはならない、と僕は思います。

というのも、 文書作成によく使われる Windows にバックドアが仕込まれる可能性がない訳じゃないし、そもそも IT 機器に情報として機密情報が含まれているなら、 それは IT 機器上のデータである以上、なんらかの形でデータを取り出すことは可能だからです。だから情報流出とか起きてるわけですよ。 無論それらを処罰する法律とかは今実際にある訳ですが、 そもそもそれらの行為に気づかなかったら罰するもクソもないわけで。

まあだからなんと言うか、リチャード・ストールマン尊師は偉大だった、 あの方は現人神であった、という妙な結論で締めたいと思います。

そんじゃーね!

#FIXME

にゃるら(カラクリスタ)

『輝かしい青春』なんて失かった人。
次に備えて待機中。

今は趣味でプログラミングをして
生活しています。