主に、
ついて書く。
というか、どうにもこの辺りの問題についてスッキリしないので、 その辺りについて考えをまとめておく。
まず最初に
まず、高木先生も mala さんも、セキュリティとか、 あるいはプライバシーの関連する問題について突っ込むことが結構ある方々、 というのは、認識しているんだけど、二人は微妙に専門とする分が違っていて、 主に
- mala(bulkneets)さん: クライアントサイドの実装について
- 高木浩光先生: Web サービスや企業のサービス設計や規約面について
を主たる専門分野にしているなーと思う。
で、僕は、mala(bulkneets)さんも高木先生も結構尊敬していて、 mala(bulkneets)さんは Javascript と UI のネ申として、 高木先生はサービスにおけるプライバシーの扱い方の指標として、 両者ともに一目をおいていたりする。
今回の mala(bulkneets)さんの懸念について
で、今回、mala(bulkneets)さんの高木先生に対する懸念というのは、 要は Web サービスなどにおいて、
実装面 で プライバシーに配慮していて も、
設計面 で プライバシーに配慮していない と 邪推され断罪される 、
というのを問題としているのだと思う。
で、mala(bulkneets)さんいいたがってるのは、 いくら実装面でプライバシーに配慮した実装を行ったとしても、 サービスの設計面であらぬことを邪推され、 そのことでついには、開発者が実装面でのプライバシー配慮実装を放棄し、 最終的には、利用者から隠れてプライバシーを蹂躙するような実装がはびこってしまう、 ということが、 高木先生の言動によって引き起こされかねない 、 ということだと思う。
で、僕が思うこと
で、僕が思うのは、高木先生は昔からプライバシーとかセキュリティの扱いについて、 もっと慎重にやった方が良い、とか、もっとそれらを尊重するべきだ、 と言っておられて、高木先生は、自身の情報発信において、 自覚的 or 無自覚的な、プライバシー蹂躙サービスを廃絶したい、 と願っておられているのだと思う。
んで、高木先生が長い間それらを主張してきたにも関わらず、 未だにプライバシー面で問題のあるサービスが作られている、 という事実に対し、憤りのような感情を抱いている、という風に僕は思う。
ただ、高木先生が、mala(bulkneets)さんに、
だったら黙ってろクソが
と言い放ったことに代表されるように、高木先生が、 なんか高圧的というか、 威圧的な言動で相手をやり込めようとする 手法を、 とっておられているのは、大変な損失というか、 高木先生がプライバシー尊重の社会通念を広めたい、 ということに対して、マイナスに働くのではないかな、と思う。
っていうかね。高木先生が よろしいならば戦争だ! みたいな言動を取り、 自身の行動を顧みないような感じなのは、 高木浩光とは関わるな 、とか、あるいは、
高木浩光に見つからないよう、プライバシー面の実態はできるだけ隠せ 、
というような、Web サービス界隈での、 一種のタブーになってしまうのではないか、というのを僕は懸念している。
で、高木先生も mala(bulkneets)さんも口が悪いのは知っていて、 きっつい言い方をするのは十分承知しているし、 僕も時々口が悪いというか冷笑的な態度をとるときもあるんだけど、 それでも超えてはいけない一線があるように思う。
でも、高木先生はそれを一部超えてるというか、 敵は叩き潰さなければならない、というような、 一種の高圧的、威圧的言動を、一部しつつある、と僕は感じている。
っていうか、暴言を吐いても現実はかわらないし、 むしろ暴言を吐く、ということは、良心的な開発者が、 萎縮 or 反発し、開発をやめたり、あるいは、 高木先生が懸念しておられるような邪悪な実装に手を染め出したり、 また良心的開発者がいなくなって、 自分の行為に対して無自覚な開発者が増えることになりかねない、 と僕は思う。
結局何が言いたいか
簡単にいえば、 高木先生は戦争するのやめてください 、 の一言につきるんだけだけど、 アレは元の性格などもあって難しいのかなーとかも思ったりする。
っていうか何だろう、今回の問題は、 高木先生が暗黒面というか韓国面に落ちかかかっていて、 mala(bulkneets)さんが、目を覚ませ、アナキン!とか言いつつ ライトセイバーで鍔競り合ってるような印象を受ける。
無論僕は死にたくもないし、尊敬している両者から嫌われたくもないんだけど、 やっぱり尊敬してる方々が、お互いに戦争状態であるのは、 悲しいことだという風に、僕は思ってる。
という感じで、僕が思ってるというか感じていることは以上です。
なんだろうなー、なんか高木先生の理念っぽいものは理解できるんだけど、 肝心の高木先生が好戦的すぎるのが残念な結果を生み出しているんじゃないなーと、 非常にもったいない気がしてなりません。
また mala(bulkneets)さんも口が悪いという面もあるし、 若干天邪鬼な面もあるのが、今回の戦争状態を悪化させてるのかなーとも、 思わなくもないです。
まあ僕としては、尊敬する方々同士が言い争ってるのは悲しいなーと思うので、 今回記事書いた次第です。
まあ、今回の記事は僕が感じたことをだだらに書いたことなんで、 本人たちからすると、いやそうじゃない、ということもあるかもですが、 とりあえず、言いたいことは以上です。なんかまとまりないけど。
まあとりあえず、もうちょっと好戦的なのが収まればいいかなーなんて思ってます。
いじょ。