久しぶりのユヤタン。
僕はユヤタンこと佐藤友哉先生の作品は、講談社から本以外もってなかったんだけど、今回気まぐれというか、この間からの積ん読崩しで、ファウスト vol.8 を読んでいて、ユヤタンと法月倫太郎先生と太田編集長の対談を読んでいて、久しぶりにユヤタンの作品に興味を持ったので、この、1000 の小説とバックベアードとデンデラを一緒に買った次第。
それで、1000 の小説とバックベアードを読み終わったんだが、
やばい、久しぶりに傑作を読んでしまった
このベア本は、一度でも小説を書こうとしたことはあるけど、まだ一回も作品として完成させられなかった、あるいは、小説家を志していたけど、途中で折れてしまった、とか、そういう人が読むと救われるんじゃあいかと思う。
僕は正直ワナビにはなるまいと誓ったことのあるワナビ以前の人間なんだけど、これ読んで救われたというか、小説ってそんなに肩肘張らなくてもいいんだ、とかそういう感じで気持ちが楽になったような気がする。
まあ、うまくは言い表せられないけど、とてもスッキリした感じ。
っていうかこれ佐藤友哉先生が自分で自分を救うために書いたんじゃないか、って感じがするけど、気のせいだろうか。
まあ年明け前に、気分爽快な傑作を読めてだいぶうれしかった。
やっぱりユヤタンは最高だよ!