概要: LMDE-201101 を VMware Player 上にインスコして試してみた
こんにちま!
いつも心に仮想化環境、悪い意味で OS が恋人、 にゃるらこと岡村 直樹(28 日付けで 23 歳)です。みなさん仮想化環境つかってますか?
まあそんないつものユヤタンパロディはおいておくとして、今日というかこの記事書いてる今ですが、 この間から気になっていた Linux Mint Debian Edition を試しています。
まあ LMDE は前にも一回試したことはある のですが、 その時は出来立てホヤホヤでいろいろと微妙な感じで、まだ実用には程遠いな、とか思ってたんですが、 今回試してみたところ、かなり完成度が高まっていたので、今日は新しい方の LMDE のインストールの仕方や、 日本語入力環境の構築方法について紹介したいと思います。
0. 準備
何はともあれ LMDE の ISO を落としてくる。
LMDE は 32bit と 64bit の両方があるので、
http://www.linuxmint.com/edition.php?id=66Linux Mint "Debian" - Linux Mint Debian 32-bit (201101) http://www.linuxmint.com/edition.php?id=75Linux Mint "Debian" - Linux Mint Debian 64-bit (201101)
から、好きな方を落としてきてください。あと実機にインスコする場合には、 インストール用メディアを作成しておいてください。
1. インストール
で、実機の場合はインストールメディアを使って、 仮想化環境では先程落としてきた ISO を用いて LMDE をインストールしていきます。
インストールを開始するには、インストールメディアから boot したのち、 Live 環境のデスクトップ環境が表示されたら、Install なんちゃらって書いてあるアイコンをダブルクリックして、 インストーラーを立ち上げます。
で、次に言語を選ぶわけですが、昔は日本語環境で使いたい場合でも言語はEnglish
を選べ、
でないと文字化けするぞって感じだったんですが、今回はそのような事はなく、
普通に言語でJapanese
を選んでも問題ないっぽいです。
んで、その後はウィザードにしたがって、普通にインストールを進めていきます。
で、ウィザードを進めていって、HDD のパーティションの編集まで辿りついたら、 インストーラーからパーティションエディタを起動して、好みのパーティション構成を作ります。
そしてパーティション構成をつくり終わったら、インストーラーに戻り、
Refresh
ボタンをクリックしてインストーラーにパーティション構成を認識させ、
各パーティションをファイルシステムのどこにマウントするかを指定します。
んで、これまた以前の LMDE では swap をインストーラーでフォーマットすると、 インストールが先に進まない>< みたいなことがあったんですが、 今回の 201101 はそんな事はなく、普通にインストールが進みました。
で、その後はまあそれなりにウィザードを進めていけば、インストールは完了し、 そののち再起動すれば、晴れて LMDE があなたのマシンで使用できます。
2. 環境構築
2.1 日本のミラーを選択
まず、最初にメニューからソフトウェア管理
を開き、編集(E)
からソフトウェアソース
を開いて、
パッケージのダウンロード先を日本のミラーに指定し直します。
これをしないと、パッケージのダウンロードが遅すぎてにっちもさっちもいかなくなります。
2.2 日本語環境の設定
次に日本語環境を整えていきます。
まずフォント。
以前の LMDE とは違い、今の LMDE は日本語フォントもデフォルトで表示できますが、 あんまり綺麗とは言いがたいので、とりあえず好みの日本語フォントを追加します。
フォントの追加は、メニューのソフトウェア管理
を開き、
好みの日本語フォントのパッケージを検索して、パッケージ詳細ページを開き、
そのページ内インストール
ボタンをクリックすればインストールできます。
ちなみに僕はTakao
フォントをインストールしました。
で、フォントのインストールが終わったら、メニューのコントロールセンター
を開き、
外観の設定
を起動して、フォント
タブを開き、フォントの設定で先程インストールしたフォントを使うように変更します。
これで、フォントの設定は完了します。
それで次に日本語入力環境。
まずまたソフトウェア管理
を開き、検索バーから、
ibus-gtk
im-switch
ibus-anthy
を検索してインストールします。
で、インストールが終わったら、メニューから端末を開き、
$ im-switch -s ibus
を実行した後、
$ ibus-setup
で、ibus
の初期設定をします。この際いろいろと設定画面がでるので、そのあたりは各自設定してください。
この際気をつけるべきは、途中で ibus
が動かなかったら.bashrc
に追加しろ と出てくる設定をメモっておくことと、
ibus
の設定で、日本語入力に先程インストールしたAnthy
を使うように設定することでしょうか。
あと今回は日本語入力にAnthy
を使ってますが、これ以外の日本語入力メソッドが使いたい場合は、
各自使いたい日本語入力メソッドをインストールしてください。
ちなみに僕は本当はmozc
をつかいたかったんですが、mozc
のパッケージが見つからなかったので、
とりあえずAnthy
をインストールしました。
で、ibus
の設定が終わったら、一旦ログインし直します。
そうすると、多分ですが日本語入力が使えるようになってるはずです。
もしログインし直しても日本語入力が使えない場合には、一回再起動してみるか、
あるいは設定途中に出てきた.bashrc
に追加してくれって出てきた設定を.bashrc
に追加してみると、
使えるようになるかもしれません。
3. パッケージのアップデート
で、環境構築が大体終わったら、パッケージを update します。 パッケージのアップデートは、アップデートマネージャから行います。
アップデートマネージャは通知エリアの盾っぽマークからか、
メニューのすべてのアプリケーション
のシステム管理
から起動できます。
で、起動したらあとは指示にしたがってパッケージをアップデートするだけです。
4. 以上で終了
ということで、以上で大体の環境構築は終わりです。まああとの残りは好みでやればいいと思います。
ちなみに LMDE は Debian をベースにしたディストリービュージョンなので、 おそらくですが Debian のパッケージが一部使えるかと思います。 例えば Google Chrome とかは Debian のパッケージを選択すれば使えるんじゃないかと。
それで、久しぶりに LMDE を使ってみた感想。
基本的な操作感は、前に LMDE を使ってみたときと変わらず、結構快適で、 インストール作業のやりやすさは、前と比べると格段によくなってると思います。
まあインストールから日本語入力環境の構築までは、割と Linux になれてるからすんなり行きましたが、 LMDE が初めての Linux だと、ちょっと厳しいところがあるかもしれません。 まあ Linux 初心者は Ubuntu でいいんじゃない? みたいな。
まあちょっと Linux になれてきて、マルチメディアに強いディストリービュージョンを長く使いたいって場合には、 LMDE が向くんじゃないでしょうか。まあ俺は Ubuntu でいいやって感じですが><
まあというわけで、今日は LMDE を久しぶりに試してみたって話でした。