新しいネット経済の解説書 - ツイッターノミクス

読了まで:約3分


概要: ツイッターノミクスを読み終わった


Twitter とか Facebook とかどう活用していけばいいんだろ? とか、 ネットのコミュニティを企業活動に生かしたい! とか、思ったことはないでしょうか。

自分はまあそんなこと考えずに Twitter やら Facebook を使ってますが、 そういう人たちや、ネット上での振舞いについて考えたい人たちに、 ぜひ一読してほしいなぁ、と思うのが本書、です。

この本はどんな本?

本書、ツイッターノミクスは、Twitter とか Facebook とかそういうソーシャルメディアを、 企業活動にどう生かしていけばいいか、とか、ソーシャルメディアを使って個人的な活動をしていく点で、 どういうことに注意していけば行けばいいのかな、とか、そういったことを、まとめている指南書っぽいところと、 インターネット上の新しい経済――本書ではそれを ギフト経済 と読んでるけど――は、どういう価値観で動いてるのか、 ということを説明した解説書みたいな感じの側面を持つ、洋書の翻訳書だったりします。

著者は タラ・ハント という女性で、解説は 津田大介 さんが書いています。

この本の感想

んでもってこの本の感想とか買った経緯を。

この本を買ったのは、最近のことで、ジュンク堂書店の名古屋ロフト店で購入した一冊です。 まあかってすぐには読まずに一時的に積読になってたりしますが、まあ他の積読と比べると、 割りとすぐに読み始めました。

まあソレはいいとして。

最初洋書だしハードカバーだし、面白そうだけど、読みづらいからーとか思ってたんですが、

全然そんなことなくて 、かなり読みやすい一冊だと感じました。

どう読みやすかったか、というと、まず結構自然な日本語に訳されていて、 洋書にありがちな、なんか不自然な日本語、みたいに感じすることはほとんどありませんでした。

あと、各章ごとの区切りも結構テンポがよくて、読んでいてジャストフィット、みたいな感じで章が区切られていたので、 読み進めてもストレスなく、自分のペースで読み進められました。

あと、内容は僕がこういうインターネット関係の本が大好物というのもあるんですが、 新しいインターネット経済について、著者の実感を持って書かれていたので、 陳腐な表現になるけど、示唆に富んでいて、視野が広がるというか、 新しい発見があったというか、ネット上での活動で、今まで自分の起こしてきた行動が、 言葉として解説されているような感じを受けて、とても面白く感じました。

あと、ネット上でどういう行動をすると嫌われるか(本書ではこれを ウィッフィーが減る という感じで表現されてる) ということについて、実例を伴って解説されているので、ああ、こういう行動すると嫌われるんだ、 とか、あーこういうの嫌ってるのはあるある、という感じで、納得することが結構ありました。

まあ僕もどっちかっていうとデジタルネイディブの初期開始世代だと思うんですが、 僕の世代や、それ以降の世代のモノの考えたとかも解説されていたので、 あぁ、なるほど、確かにそういう考え方してるは、とか思うこともしばしばでした。

まあ、そんあ感じで、とても楽しく、本書を読むことができました。

この本がオススメな人

まあこの本書をオススメするとするならば、まず、Twitter とか Facebook とかを始めた、 あるいはこれから始めようとしている、という人たちにオススメしたいかなぁと思います。

それと、インターネット上の新しい経済システムについて実感がこもった意見を聞きたい、 という方も、退屈せずに読めるんじゃないかと思います。

あとは企業にお勤めの方で、これからインターネットのコミュニティを利用したい、 と考えている場合にも、十二分に参考になるんじゃないかと思います。

特に、企業でインターネットコミュニティを利用したい、と考えている方の場合、 本書は 何をやったらインターネットユーザーから嫌われるか ということが、

分かりやすく、かつ、的確に 書かれているので、マーケティング担当とか、

カスタマーサービス担当とかそういった方々には、

必読な一冊 、といってもいいんじゃないかぁと思いまする。

というわけで、

以上が、本書の書評のようなレビューっぽい何か、 でした。

いや、本当に面白くて、買って正解だったな-と心から思える一冊だったように思います。

#FIXME

にゃるら(カラクリスタ)

『輝かしい青春』なんて失かった人。
次に備えて待機中。

今は趣味でプログラミングをして
生活しています。