VMware PlayerでLinux Mint Debian Editionを試してみた

読了まで:約5分


概要: Linux Mint Debian Edition を​ VMware Player 上に​インストールしてみた


最近​ VMware Player の​イメージばっかり​作ってる​気が​しないでもないにゃるらです。​ 皆さん​ using Linux してますか?

そんな​前置きは​さて​おき、​今回 Linux Mint の​ Debian Edition が​軽いよ!​ と​いう​書き込みを​ 2ch の​ Linux Mint スレで​見かけたので、​どんな​もんだろうと​思い、​試してみました。

で、​色々と​失敗したり、​ちょっと​分かりづらいことが​あったりしたので、​ 備忘録と​して​まとめて​見るよ!

1. Linux Mint Debian Edtiion (LMDE)の​ ISO ファイルの​ダウンロード

まず、​最初に​ LMDE の​ ISO イメージを​ Download ページ​ から​とってきます。

で、​とってきた​ ISO イメージを​適当な​ディレクトリに​放り込みます。

2. VMware Player の​イメージを​作成

次に​ VMware Player の​イメージを​作成します。

説明は​面倒だし、​VMware Player ​使ってる​人には​分かりきった​話なんで​省略。

ちなみに​僕は​パフォーマンスを​上げる​ために、​仮想 HDD に​最初から​容量を​割り​当て、​ 必要ない​デバイスを​削除しました。

あと、​LMDE の​ ISO イメージを​マウントしておく​必要が​あります。

3. Linux Mint の​インストール

んで、​いよいよ LMDE の​インストールに​入って​いきます。

VMware Player で​ VM を​起動して、​Linux Mint の​デスクトップを​表示した後、​ Install Linux Mintを​ダブルクリックで​起動します。

で、​最初言語を​選ぶ​画面が​出てくると​思うのですが、​ この​とき japan を​選ばずに​ english を​選びます

な​ぜかと​いうと、​japan を​選択して​インストールすると、​再起動後、​日本語が​思いっきり文字化けするからです。​ まあ​これは​どうも​日本語フォントが​入って​ないのが​原因っぽいですが。

で、​言語の​選択が​終わったら、​タイムゾーン、​キーボード等の​設定を​行います。

そして、​パーティションの​設定に​入っていくわけですが、​この​点にも​注意が​必要で、

パーティションの​設定時に、​swap パーティションを​フォーマットしてはいけません 。

何でか、って​いうと​これは​どうも​ LMDE の​ bug っぽいんですが、​スワップパーティションを​インストーラーで​フォーマットするように​すると、​ インストーラーがMounting /dev/sda1 on /target/という​感じの​メッセージで​止まるからです。​ 僕の​場合、​もろこれに​引っかかり、​最初 LMDE の​インストールを​断念しかけました。

で、​これさえクリアしてしまえば​あとは​問題ないので、​あとは​普通に​インストールを​進めて​行きます。

4. swap の​設定

で、​インストールを​終了し、​再起動した​ところで、​swap の​マウントに​入って​いきます。

僕の​場合、​インストーラーで​パーティションを​区切る​ときに、​swap 専用パーティションを​作ったので、​ それを​有効にします。​コマンドは​こんな​感じ。

$ sudo /sbin/swapon /dev/sda2

これで​ swap が​有効に​なります。

で、​このままでは​再起動すると​元に​戻るので、/etc/fstabに​ swap を​マウントする​記述を​追加します。

$ sudo vim /etc/fstab

と​いう​感じで、viを​起動し、

/dev/sda2   none    swap    sw  0   0

と​いう​記述を​追加します。

5. 日本語環境の​設定

で、​スワップの​設定が​終わったので、​今度は​日本語環境を​整えて​行きます。

5.0 日本語フォントの​導入

まず​最初に​日本語フォントを​インストールします。

インストールする​フォントは​好みなのですが、​僕はtakao​フォントを​インストールしました。

$ sudo aptitude install ttf-takao ttf-takao-gothic ttf-takao-mincho

5.1 日本語​入力の​設定

次に​日本語​入力環境を​整えていきます。

$ sudo aptitude install im-switch ibus-anthy ibus-gtk
$ im-switch -s ibus
$ ibus-setup

と​いう​感じで​設定していきます。

5.2 システム言語の​設定

で、​最後に​システムの​言語を​設定します。

$ sudo /usr/sbin/dpkg-reconfigure locales

dpkg-reconfigureを​起動し、​自分が​使う​ロケールを​設定し、​ その​後​システムの​ロケールを​設定します。

6. VMware tools の​インストール

これは​ VMware 環境だけの​話ですが、​最後に​ VMware Tools を​インストールします。

まあ​これは​ VMware ​使ってれば誰でも​できるはずなので​省略。

7. 以上、​終了。​以下​感想。

と​いうわけで、​Linux Mint Debian Edition (LMDE)を​インストールしてみたと​いう​話でした。

軽いって​話だったんで、​インストールしてみたわけですが、​確かに​ Ubuntu と​比べると​起動も​早いし、​ 消費メモリも​すくないような​気が​します。​ちなみに​起動時の​使用メモリは​ 140MB 前後って​所です。

まあ少なくとも​メモリを​ 512MB 詰んでれば​多少の​ことでは​ swap しないので、​ Windows XP 世代の​ PC に​インストールしてみると、​マシンが​復活するんじゃないでしょうか。

日本語化作業が​面倒だったと​いえば​面倒だったような​気が​しますが、​ Linux Mint は​結構​使いやすい​ディストリビュージョンなので、​ 一回​使ってみるのも​いいかもしれません。

と​いうわけで、​VMware Player 上に​ Linux Mint Debian Edition (LMDE)を​インストールしてみたと​いう​お話でした。

#FIXME

にゃるら(カラクリスタ)

『輝かしい青春』なんて失かった人。
次に備えて待機中。

今は趣味でプログラミングをして
生活しています。