Google App Engine開発環境用にPython 2.5.5環境を整える

読了まで:約3分


概要: Cygwin に​ Python2.5.5 環境を​整える


ここの​ところ​ Google App Engine 用の​ Application を​開発(とか​良いながら​ぜん​ぜん​進んでないけど​><) してるわけですが、​この​間 Cygwin のsetup.exeを​起動して​云々してたら、​Python が​ 2.6.5 に​なったりで、​ 開発環境が​どうも​不安定なので、​今後​面倒なことにならないためにも、​ Google App Engine 用の​ Python 環境を​整える​ことに。

0. Cygwin の​ Python を​インストール

とりあえず​後々​使うvirtualenvとか、mercurial​の​ために、​Cygwin の​ Python を​インストール。

手順と​しては、

  1. setup.exeを​起動
  2. パッケージリストからpythonを​選択
  3. セットアップを​実行

と​いう​感じ。

1. Python2.5.5 の​インストール

んで、​次に​ Google App Engine 用の​ Python を​インストール。

Google App Engine は​ Python 2.5 系を​要求するので、​ 今回は​ 2.5 系の​最新版である​ 2.5.5 を​インストールします。

で、​あとは​端末で、

$ cd ~/tmp
$ wget http://www.python.org/ftp/python/2.5.5/Python-2.5.5.tgz
$ tar zxvf Python-2.5.tgz
$ cd Python-2.5.5
$ ./configure --prefix=/usr/local/python2.5.5
$ mame
$ make install

と​いう​感じで​インストールしました。

3. virtualenvを​インストール

んで​次にvirtualenvを​インストールします。

もしかすると​システムにvirtualenvを​インスコしない​ほうが​いいのかも​知れませんが、​ めんどく​さかったので、

$ pip install virtualenv

と​してvirtualenvを​インストールしました。

まあ、​pip が​インストールされてない​環境ではeasy_installを​使うと​よろしいかも​知れません。

4. virtualenvで​ Google App Engine 用環境を​作成

これで​役者は​そろったので、​いよいよ Google App Engine 用の​仮想環境を​作成していきます。

んで、​端末で、

$ virtualenv --python=/usr/local/python2.5.5/bin/python2.5 /home/nyarla/local/gae

と​すると、​インストールが​実行される……と​思いきやなんかリンクした​ライブラリが​見つからないとか​いわれてエラー。

で、​エラーメッセージが​いまいち意味​不明だったので、​試しに~/local/gae/binに​生成されたpython.exeを​実行してみると、​ どうもlibpython2.5.dllが​見つからないと​いう​エラーが。

んで、​この​メッセージを​見て、​これは​どうも​実行ファイルが​ある​ディレクトリに​パスが​通ってない​せいっぽかったので、​ 今度は、

$ export PATH=/usr/local/python2.5.5/bin:${PATH}
$ virtualenv --python=/usr/local/python2.5.5/bin/python2.5 /home/nyarla/local/gae

と​して​パスを​通してから​実行、​すると​今度は​うまく​いきました。

んで、​この​作業を​した後、​シェルの​設定ファイルに、

export PATH=${PATH}:/usr/local/python2.5.5/bin

と​記述して、​恒久的に​パスを​通すようにしました。

5. virtualenvを​使う

で、​これでも​完全に​作業は​終わったので、​Google App Engine 用の​仮想環境を​使うには、

$ source ~/local/gae/bin/activate

と​すれば​ OK と​いう​状態に​なりました。

6. 感想

とりあえず​詰まった​所と​しては​ Python2.5.5 に​パス通してなくてvirtualenvを​実行しても​先に​進まなかった​ことぐらいですが、​ それ以外は​すんなりと​実行できました。

まあ​これで​ Google App Engine 用の​ Python2.5.5 環境が​整ったので、​ あとは​モリモリと​開発していくだけです。

で、​Google App Engine 用 Application ですが、​最初は​ framework を​使わずに​やって​たんですが、​ 途中で​めんどくさくて​やってられねーと​なって、​ kay framework を​使って​たんですが、​なんか​遅いような​気が​する​上に、​作法が​なんと​なくなじまなかったので、​ Pylons を​使ってみようかと​考えている​次第。​まあ​これから​試してみっかって​感じですが。

と​いうわけで以上virtualenvと​ Python2.5.5 で​ Google App Engine 用仮想環境を​作ると​いう​話でした。

#FIXME

にゃるら(カラクリスタ)

『輝かしい青春』なんて失かった人。
次に備えて待機中。

今は趣味でプログラミングをして
生活しています。