Google App Engine SDK for Pythonをインストールした時の作業ログ

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概要: Google App Engine SDK for Python を既存のシステムを変更することなくインストールする方法


最近 Google App Engine でアプリケーション作ってみてーという欲求が高まってきたので、 Google App Engine SDK for Python (Linux/Others)を Cygwin 環境にインストールしてみました。

0. 前提

まず、Google App Engine SDK for Python (Linux/Others)には

  • Google App Engine 用の Python ライブラリ
  • Google App Engine で必要になるライブラリ
  • Google App Engine 用コマンド類

が含まれるのですが、 これらのコマンドやライブラリを直接 Python のライブラリディレクトリに突っ込むのはちょっと微妙かなと思ったので、 これらのライブラリは/usr/local/gaeに突っ込むことにしました。

これが前提

1. 下準備:Python のインストールや SDK のダウンロード

次に下準備として Python のインストールや SDK 本体のダウンロードを行います。

今回は Cygwin 環境に GAE の SDK をインストールするということなので、 まず Python を Cygwin のsetup.exe経由でインストールします。 GAE SDK は Python のバージョンとして2.5.2を要求してくるので、 Python の 2.5.2 をインストールします。

次に Google App Engine SDK for Python (Linux/Others)を

  • <http://code.google.com/intl/ja/appengine/downloads.html http://code.google.com/intl/ja/appengine/downloads.html>

からダウンロードしてきます。

ちなみに前は確か日本語版のページに掲載されている SDK のバージョンが古くて、 英語版のページからダウンロードしてくる必要があったんですが、 今では日本語版、英語版どちらも最新の SDK がダウンロードできるようになってます。

んで SDK をダウンロードしたら SDK の圧縮ファイルをを解凍しておきます。

2. SDK の配置

SDK をダウンロードして解凍したら、今度は SDK を/usr/local/gaeに配置します。

この作業は単純に SDK の中身を/usr/local/gaeにコピーするだけです。

3. コマンドやライブラリにパスを通す

で、SDK の中身を/usr/local/gaeに配置したら、今度はコマンドやライブラリにパスを通します。

僕の環境ではシェルにzshを使ってるので、~/.zshrc

gaedir=/usr/loca/gae
gaedir=/usr/local/gae
if  [[ -d $gaedir ]]  ; then ;
export PATH=${PATH}:$gaedir
export PYTHONPATH=${PYTHONPATH}:${gaedir}:${gaedir}/lib/antlr3:${gaedir}/lib/cacerts:${gaedir}/lib/django:${gaedir}/lib/ipaddr:${gaedir}/lib/webob:${gaedir}/lib/yaml/lib
fi;

という感じでパスを通す設定を記述します。

ちなみにifで囲んでるのは、.zshrcを複数の環境で使用できるようにしてあるからだったりします。

4. 確認

で、パスも通し終わったらシェルで

$ dev_appserver.py --help
$ python -c 'from google.appengine.ext import webapp'

という感じでパスがきちんと通ってるか確認します。

で、問題が無ければ SDK のインストールはこれで終了です

以上終了

以上が Gogle App Engine SDK for Python (Linux/Others)をインストールする際の作業項目です。

実際にインストールするのはそんなにややこしくは無かったですが、 環境変数に追加するとかの辺りが結構面倒でした。

まあ GAE SDK for Python についてるlibディレクトリ以下のライブラリは直接インストールしても良かったような気がしますが、 GAE SDK for Python についてるライブラリが最新のライブラリと比べて古かったり、 Google によってカスタマイズされている可能性を考慮して今回はインストールしませんでした。

まあこれで開発環境は整ったので、あとは GAE Application をバリバリ開発していくだけ!……なんですが、 その前に Python について学習しないと先に進めないという。

まあ Python の学習コストは Perl の時と比べれば高くないだろうということで、

を一通りよんでから開発していこうかと思う次第です。

以上 Google App Engine SDK for Python (Linux/Others)のインストール作業ログでした。

#FIXME

にゃるら(カラクリスタ)

『輝かしい青春』なんて失かった人。
次に備えて待機中。

今は趣味でプログラミングをして
生活しています。