概要: VirtualBox を試しに使ってみた
昨日 VirtualBox インストールしたら不明なデバイスが出るようになったのでそれを消す方法 という記事を書いたりしたんですが、それは結局余計なことなことをした結果そうなってたみたいで、 今日試しに VirtualBox を再インストールしてみたら、別に特に問題が起きることもありませんでした。
まあそれは良いとして、今日は VirtualBox の導入方法とか、使ってみた感想とか書いて見たいと思います。
それでははじまりはじまり。
VirtualBox とは
- VirtualBox とは、
VMware VirtualPC Parallels Desktop 5
と同じく、PC や Mac 上で x86、x64 を動作させることができる仮想マシンです。
VirtualBox の特徴としては、
無償で利用できる
ホスト OS とゲスト OS の画面をシームレスに統合できる (シームレスモード)
ゲスト OS にリモートデスクトップを使用して接続できる
という感じです。
VirtualBox のダウンロード
まずはともかく VirtualBox インストーラーのダウンロード。
VirtualBox のインストーラーは
Sun xVM VirtualBox - サン・マイクロシステムズ VirtualBox
の二つの入手経路がありますが、どっちから落としても同じインストーラーが落ちてくるっぽいです。 で、僕の環境は Windows XP SP3 32bit なんで、Windows 用のインストーラーをダウンロードしました。
VirtualBox のインストール
で、インストーラーを落としてきたので、インストーラを実行。 あとは画面の指示にしたがってインストール。
で、僕の環境の場合、インストールする段階で Network Interface がリセットされるよ! みたいな警告が出たんですが、まあなんとかなるだろうということで、インストールを続行しました。
まあ僕のところはネットがつながらなくなることは無かったんですが、 環境によっては、インターネット関係の設定をやり直す必要があるのかもしれません。
VirtualBox の起動、あと初期設定
で、妙な事したり、妙な環境だったりしない場合、インストールが無事終わるはずなので、 インストールが終わったら、VirtualBox を起動します。
で、次に初期設定。
僕の場合は、VirtualBox が起動したら、ファイル
->環境設定
の一般
タブで、
VM の保存場所と仮想 HDD イメージを保存場所を変更しました。
まあそれ以外は特にいじってません。
仮想マシンの作成
んで、初期設定も終わったんで、仮想マシンを作成します。
仮想マシンを作成するには、
- VirtualBox の起動時に表示される
新規(N)
ボタンをクリック - 仮想マシン作成ウィザードが表示される
- 仮想マシンの名前と OS のタイプを指定
- メモリのサイズを指定する
起動ディスクの指定をする
新規の HDD イメージを作成する場合、仮想 HDD 作成ウィザードが立ち上がる
終了
という感じです。
で、ウィザードに指示に従うだけでも仮想マシンは作成できるんですが、 細かいところの設定はウィザードでは設定されないので、 今度は細かいところの設定をしていきます。
細かい所を設定するには、VirtualBox の画面の右側の詳細タブに表示される各項目をクリックするか、
仮想マシンを選択した状態で、画面右側の設定(S)
ボタンをクリックすると、詳細な設定画面が表示されます。
で、このとき僕がやった設定は
- HDD や FDD、DVD 等の起動順序を変更
- ビデオメモリを 128MB に設定
- ネットワークをブリッジに変更
という感じです。
で、これで仮想マシンの基本的な設定はできたので、今度は Ubuntu をインストールしていきます。
Ubuntu のインストール
まず、Ubuntu の iso イメージを Ubuntu の入手 からダウンロードしてきます。
で、ダウンロードが終わったら、落としてきた ISO イメージをさっき作成した仮想マシンにマウントします。
ISO ファイルを仮想マシンにマウントするには、
- 仮想マシンの詳細タブの
CD/DVD-ROM
の項目をクリック - 設定画面が出たら、
CD/DVD ドライブのマウント
にチェックを入れる ISOイメージファイル
を選択- プルダウンメニューの横のフォルダマークをクリックして ISO イメージの追加画面を開く
追加(A)
ボタンをクリックして、さっきダウンロードした ISO ファイルを追加する- 追加されると ISO ファイルが追加画面下部で選択できるようになるので、ISO を選択して
選択
ボタンをクリック
という感じです。で、あとは起動(T)
ボタンをクリックして仮想マシンを起動します。
でまあ起動すると Ubuntu の起動画面が出てくるはずなので、後は普通に Ubuntu をインストールするだけです。
えーっと、Ubuntu のインストールについては書くのが面倒なので省略します。 まあ、あれもウィザードに従ってインストールしていくだけなので、初心者でも割りと簡単にできると思います。
で、僕の場合はハードディスクのパーティションを
/boot
に 128MBswap
に 512MB/
に残りのすべてを割り当て
という感じで割り当てました。
で、インストールが終わると、再起動するように言われるので、画面に表示される再起動ボタンをクリックして仮想マシンを再起動します。
で、このとき起動メディアで CD/DVD-ROM を優先していると、また Ubuntu の ISO イメージの起動画面が出てくるので、
仮想マシンのメニューの仮想マシン(M)
の閉じる(C)
をクリックして仮想マシンを終了します。
で、仮想マシンが終了したら、詳細タブのCD/DVD-ROM
をクリックして設定画面を開き、
CD/DVD ドライブのマウント
のチェックをはずして ISO イメージをアンマウントします。
で、これで Ubuntu のインストールは一通り終了なので、次は Ubuntu の環境を整えます。
Ubuntu のアップデートと Guest Additions のインストール
まず、先ほど Ubuntu をインストールした仮想マシンを起動し、Ubuntu にログインします。
で、この作業方法は好みですが、僕の場合、Gnome 端末を開き、
$ sudo aptitude safe-upgrade
で、Ubuntu のパッケージをアップグレードします。
んで次に、仮想マシンのメニューのデバイス(D)
のGuest Additionsのインストール
をクリックすると
Guest Additions の ISO イメージが Ubuntu にマウントされるので、
同じく Gnome 端末で、
$ cd /media/cdrom $ sudo ./VBoxLinuxAdditions-x86.run
という感じのコマンドを実行し、Guest Additions をインストールします。
そうると特に問題が無い限り Guest Additions のインストールが終了するはずなので、 Gnome 端末を閉じ、仮想マシンを再起動します。
そうすると Guest Additions が有効になり、シームレスモードとか画面の自動リサイズとか、 マウスのキーボードの統合なんかが動作するようになります。
まあこれで、仮想マシンの基本的な設定は終わったので、
後は好みでzsh
やらgit-core
やらのパッケージを追加していきます。
以上で作業は終了。以下感想。
まあ以上が昨日と今日やった作業の解説です。でまあ使い心地ですが。
VMware Player より使いやすい
という感じです。
Compiz も仮想マシンの設定でちゃんと設定してやれば特に何もしなくても動いたし、 Windows ゲストは試したこと無いですが(ライセンスが無い……)DirectX で動くゲームとかも動くだろうと思います。
まあ VirtualBox の使い心地も良かったし、Ubuntu の使い心地が Windows よりいい感じ(と感じてる)ので、 いっそメイン OS を Ubuntu に乗り換えてゲームとかは VirtualBox 上の Windows でやればいいんじゃね? とか思い始めた次第。まあでもマシンが一台しかないからめんどくさそうだけど。
まあ使ってみた感想としては VMware Player とか VirtualPC とかと比べて癖がないと思うので、 初心者でも使いやすいと思います。まあでも開発環境としては Cygwin の方が楽かなぁと思う。 仮想マシンを起動したり終了したりするのが面倒だからね。
まあなんか結構気に入ったので、機会があれば使っていきたいなぁと思います。以上 VirtualBox の話でした。