結局 colinux+CnetOS+VNC で GUI 使うのをあきらめきれずに、色々調べたりしたところ、どうも使えたっぽいのでメモ。
検索するときはCentOS
とするよりもFedora Core
で検索した方がよさげ。あと他の RHEL 系でも通用するはず。
ちなみに設定の編集には vi を使いました。vi の操作は Windows 系のエディタとかけ離れているので、事前に調べておくことを推奨します。
参考にしたもの
【特選フリーソフト】Windows 上で Linux を動かす Cooperative Linux(下) - coLinux063-FedoraCore5(VNC サーバインストール) coLinux のインストール (その 7) xinetd + VNC でリモートデスクトップ
フォントをインストール
まず、ルートになってフォントをインストール。これをしないとそもそも VNC が起動しない、というかフォントが見つからないとかエラー吐いて落ちる。
# yum install ttfonts-ja fonts-*
この時点で VNC が起動してつなげられるかどうかテスト。そうしないと、どこが悪いのか分からなくなる。
テストについては coLinux のインストール (その 7) を参照。
Gnome をインストール
次に gnome をインストール
# yum install gnome-*
回線速度とマシンスペックによるけど、そこそこ時間がかかる。なので終了するまでまったりと待つ。
/root/.vnc/xstartup を編集
- coLinux063-FedoraCore5(VNC サーバインストール) を参考に/root/.vnc/xstartup を編集、というかリンク先の変更そのまま。
だいたいこんな感じ。
xrdb &HOME/.Xresources LANG=ja_JP.utf8 export LANG exec gnome-session
これ以外は全部コメントアウトした。ような気がする。
で、この時点でまた VNC でつないで、Gnome が使えるかどうかテスト。たぶん使えるはず。使えない場合、設定を見直す。ちゃんと設定しても動かない場合は、どうなってるのか分かりません。
Xvfb/gdm をインストール
ここままだと、colinux 起動->ログイン->VNCserver 起動->VNCClient で接続という面倒なことをしないといけないので、自動化する。
そのために、Xvfb と gdm をインストール。
# yum install Xvfb # yum install gdm
/etc/X11/gdm/gdm.conf を編集
次に gdm の設定を coLinux のインストール (その 7) を参考に行う。リンク先の設定そのままで問題ないはず。変更点は書くのが面倒なので省略。
xinitd を設定
colinux 起動時に VNC が起動するように xinitd を設定する。
まず、/etc/services に以下の設定を追加。
vnc 5950/tcp
で次に/etc/xinetd.d/vnc を新規作成して以下の内容で保存する。 server_args は好みに合わせて変更可能。
service vnc { socket_type = stream wait = no user = nobody server = /usr/bin/Xvnc server_args = -inetd -query localhost -once -geometry 1024x768 -depth 16 --PasswordFile=/etc/vnc_password log_on_failure += USERID disable = no }
あとは xinitd を再起動。
# /etc/init.d/xinetd restart
xinetd が自動起動するようになってない人は以下のコマンドを打っておくらしい。 xinetd + VNC でリモートデスクトップ にそう書かれている。
# chkconfig xinetd on
その後、VNC のパスワードを設定する。
# vncpasswd /etc/vnc_password Password:(パスワードを入力) Verify:(パスワードを再度入力) # chmod 644 /etc/vnc_password
これが VNC でつないだときのパスワードになる。
ランレベルを 5 にする
/etc/inittab に以下のような設定を加える。
id:5:initdefault:
そうしないと、VNC でつないだとき真っ黒な画面しか出てきません。
以上で設定は終了。とりあえず colinux を再起動します。
VNC でログイン
で colinux を再起動したら、VNC を起動して、 (colinux のアドレス):50 に接続。そうするとログイン画面が出てくる。そのときに language を日本語に設定しないとデスクトップが英語になってしまうので注意。
ログインしたあとは普通の linux 使うのと同じです。
感想。
ようやくできた!!!!!!っていうか狂喜乱舞してましたよ。はしゃぎまくり。
ちなみに、元のマシンがそんなに早くないためか、あんまり早くありません。メニューの表示がワンテンポ遅れて表示される。まあ、CPU1.6Ghz でメモリ 512MB なのでそれは仕方がないんだけど。
とにかくこれで色々遊べそうです。