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Hidizs AP80 Cookbook
はじめに
- このページの内容は [[Hidizs AP80]] の裏技的な内容を書いています
- このページの内容については無保証かつ公式の保証外です
- このページの内容を利用して本体が壊れたとしても責任は取れません
Hidizs AP80 の隠し USB 機能
Hidizs AP80 のボタン類は、
- 回せるダイアルノブ
- 前の曲へ
- 再生/ポーズ
- 次の曲へ
と言う順番でハードウェアが実装されています。
そしてこのボタン類、どうもハードウェア内部のソフトウェアアクセス機能も備えているらしく、
- Hidizs AP80 の電源を切る
- 前の曲へ か 次の曲へ ボタンを押しっぱなしにする
- 最後にその状態で USB 接続する
と言う手順で、
- 前の曲へ ではファームウェアアップデートの呼び出し
- 次の曲へ ではハードウェアへの低レベル USB 接続
のいずれかが呼び出せます。
また、
前の曲へ でのファームウェアアップデートの呼び出し
は、 Bootloader が無事であれば、OS が正常に起動しない状態でも呼び出せる っぽいため、 例えば Firmware update に失敗して Hiby OS が起動しない状態 でも、 Hiby OS のリカバリーが行なえます 。
なので例えば OS が reboot loop になって使用不能になったとしても、 この手法で OS リカバリーが出来るので reboot loop になったデバイスの復活が出来ます。
※ なお自分は reboot loop になった Hidizs AP80 をこの方法でリカバリーしました
Hiby OS は Linux ベースで update.upt
ファイルは ISO ディスクイメージ
まぁ Hiby OS が Linux ベースなのはメディアでも取り上げられているので既知の事実ですが、
どうも Hidizs AP80 の Firmware update のためのファイルは ISO ディスクイメージとして構成されてるっぽく、
拡張子を .iso
変更することによって普通に OS 側でマウントできる様になります。
また、ISO ファイルの中身としては:
$ file *
SYSTEM.UBI: UBIfs image, sequence number 27676, length 4096, CRC 0x2c60a97e
UBOOT.BIN: data
UIMAGE.BIN: u-boot legacy uImage, Linux-3.10.14, Linux/MIPS, OS Kernel Image (gzip), 2498550 bytes, Thu Jun 6 07:23:55 2019, Load Address: 0x80010000, Entry Point: 0x803D5880, Header CRC: 0xAB68B3A1, Data CRC: 0xF708D1AC
UPDATE.TXT: ASCII text
VERSION.TXT: ASCII text
_GITIGNO: ASCII text
と言う感じだったので、もしかすると Hiby OS のカスタム OS とか作れるかもしれません。
以上
とりあえず現時点(2020-01-23)で試してみて分かったことはそんな感じです。
また、
前の曲へ でのファームウェアアップデートの呼び出し
の隠しコマンドは、OS 部分でのソフトウェア故障への対策としてかなり強力なので、 この辺り無保証かつ自己責任で作業できるのであれば、 一応覚えておいても損は無いんじゃないかと思います。はい。