とりあえず、思い付いたままに試案を書いてみる。
現状のブロッキング議論で出た問題点
- ISP にブロッキングを強制するのは憲法が禁じた検閲に当たる(と考えられる)
- ISP レベルでのブロッキングは事後検証が困難
- ISP でのブロッキングはすべての通信を監視する類いのもので電気通信法違反
- また経済的損失でブロッキングを始めると対象が際限なく拡大する恐れ
ISP に頼らないブロッキングを考える
- 基本 ISP が通信内容を触るとアウトなので、ネットの閲覧端末側での対処はどうか?
- 閲覧を前提としたネット端末では任意のソフトウェアでのフィルタリングを義務付ける
- ブロッキング対象の URL はブロック推奨リストとして出してテキスト形式で提供する
フィルタリングの導入義務化のメリット・デメリット
メリット
- ISP は通信内容を触らないので憲法の禁じる検閲には当たらない可能性
- ブロッキング対象 URL はテキストなので一応は事後検証が可能
- ブロックングソフトウェアの選択が可能なのでどの OS でも対処できる
デメリット
- ネット利用者側でのフィルタリングなので最終的には利用者のモラルに依る
- ブロッキングする URL がテキストなのであえてそこにアクセスする場合も出る
- どちらにせよモラル意識の低いネット利用者は海賊版サイトへアクセスする
上記デメリットへの対策
- フィルタリング利用解除は正当な理由なく行なった場合に罰金や科料などの罰則を付ける
- また悪質な海賊版サイトを見付けた場合に公的機関などへの通報を努力義務として課す
- 学校教育として著作権侵害なのどのネットに付随するトラブル対策をきちんと教育する