最近なにかをする気力も無くてヒマな時に Aliexpress や Amazon.co.jp を見比べて、
なんかお得で良い製品はないかなー
と商品ウォッチしている事が多々あるんですが、そう言う事をやっていった結果、 Amazon.co.jp で販売されている中国の業者の製品(俗に言う中華製品)を堅実に買う手法が見てきたので、 今回はその辺りをまとめてみます。
中華製品であることの見極め方
まず Amazon.co.jp での中華製品の見極め方ですが、これはおおよそ次の手法で見極めることが出来ます:
- 日本語が不自然
- 第三者の出品で出品者情報が海外の業者
- さらに似た様な製品が大量に出回っている
まぁ(1)の 日本語が不自然 は(日本人が)見れば一発で分かると思うんですが、 _出品者情報が海外業者_ で似た様な製品が大量にある場合なんかは、 これも中華製品である可能性が高いです。
そしてそれが本当に中華製品であるかどうかは Amazon.co.jp で探した時の検索ワードを英語にしたモノを用い、 その単語を Aliexpress で検索するとたいていは出て来るので、それで完全に中華製品かどうかを見極めることが出来ます。
中華製品で適正価格かつ品質の良い物を買う方法
それで、
この製品、中華製品だけど良さそうだし買ってみるか
と言う時にどうするかですが、まず中華製品を Amazon.co.jp で買う場合には、
- 商品の発送が Amazon.co.jp の倉庫からか
- 中華製品の価格がボったくりではないか
- あと粗悪な製品や紛い物ではないか
と言う辺りを見極めないとたぶん失敗した買い物になります。
まず(1)の発送が Amazon.co.jp であるかどうかですが、これは Amazon.co.jp の倉庫からの発送である場合、 たいてい中国の通販サイトを使うより速く荷物が着くので、そういう面で Aliexpress での通販を使うより購入が楽です。
また中華製品が Amazon.co.jp の倉庫にモノが無い場合、 Amazon.co.jp で買ったとしてもモノが届くのは Aliexpress で購入した時と大差が無いので、 そう言った場合には Aliexpress か Amazon.co.jp でどっちが確実にモノを買えるか、 と言うのを見極めてから買うと良いかと思います。
そして次に(2)の価格がボったくりでないかの確認ですが、中華製品のモノによっては、
本体の価格 + (中国からの)送料 + 輸入業者の儲け
の割合を見たときに、輸入業者の儲け がかなり上乗せされた、 いわゆる ボったくり価格である時 がたまーにあります。
と言うのも私が以前に購入した SD2Vita と言う PS Vita の Hack を便利するモノを購入した際、 SD2Vita の国内価格が ¥ 1,000 前後で割高だなぁと思っていたんですが、 これをたまたま Aliexpress で検索したところ元値が $2~4 (USD) で、
(中国からの)送料と輸入業者のマージンを足しても¥ 1,000 はどう考えてもボってるだろ
と分かったことがあり、この SD2Vita を購入した際には Amazon.co.jp の国内倉庫にあり、 一番販売価格が妥当な輸入業者からの購入を選んだ、と言うこともありました。
また最後の(3)の 粗悪な製品や紛い物ではないか についてですが、 基本的に、
中華製品の質は良いものは良い、悪いもの悪い
と言う感じで、品質がアテになるモノも有ればアテにならないモノもあったりするので、 この辺りも結構注意が必要です。
それで、実際中華製品の質を気にする場合に気を付けたい点としては、
- 誰が作っても同じになるか
- 先行する商品があり、その手抜き版ではないか
- 商品性能の偽装が容易ではないか
の三つ辺りです。
まず(1)の点についてですが、これは誰が作っても同じ様な事にしかならない、 と言った製品である場合、基本的にどこの製品を購入しても製品の品質に大して差は出ないです。
と言うのも先に上げた SD2Vita の場合、回路図はオープンソースとして公開されているモノでしたし、 あとはそれを PS Vita に挿入する際、上手く挿入できる様にケースを加工するぐらいしか工夫が出来ないものだったので、 この点で特にモノの加工精度が問われると言う事はなく、まぁ色々と派生はあるにしろ品質にそう差はない、 と言う判断になりました。
ただ(2)の先行商品があるタイプの製品だと内部回路が手抜きであったり(家電の場合)、 または精度が必要なモノだと加工精度が今一つの場合もあり得るので(工具など)、こう言ったモノを購入する場合には、 信頼できるメーカーを選ぶか、あるいはそもそもそう言った製品を選ばないか、と言う選択が必要になります。
そして(3)の 商品性能の偽装が容易ではないか についてはまぁそのまんまで、 MicroSD とか USB メモリなんかは、一時期良く容量が偽装された偽物が Amazon.co.jp で出回ってたので、 そう言った意味でもこの辺りの分野で中華製品を選ぶと(たぶん)ロクな目に合いません。
と言うかこう言う性能偽装が容易な商品については、そもそも Amazon.co.jp などを使わない方が良いだろうし、 使ったとしてもちゃんと性能偽装がされてないかチェックする必要があるので、 そう言った意味でも性能偽装が容易なモノについては信頼できる購入元を選ぶのが確実だと思います。
中華製品で高品質なモノや納得の行くモノを買う時のコツ
最後にこの辺りを買いて終わりにしたいと思いますが、中華製品で高品質なモノを購入したい場合には、 その分野などで名の通ったメーカー、つまりは中華のブランド品を買う必要があります。
これは例えば中華スマートフォンを購入する場合などでは Xiaomi や OnePlus 、 中華イヤホンなんかの分野では KZ や TinHiFi など、 その製品の製造に一定の技術が要求される分野であり、 その分野で確実に技量があると見込まれるメーカーを選ぶ必要がある、と言う事です。
また中華製品によっては どう考えてもパチモンだろこれ と言う物があったりしますが、 別に製品がパチモンでも困らない分野(例えばちょっとした半田付けをする際の吸煙器など)では、 とりあえず火を吹かずに動けば良い、と言う視点で割り切って購入するのもありです。
そのため中華製品を購入する際には、
- 一定のブランド品を購入する必要があるか
- 別に動けばそれで良いとしてパチモンでも買うか
- 最後にそれを購入する際の価格が適正であるか
と言った辺りをおおざっぱに見積って納得の行く形で購入を決めれば、 中華製品を買うことそのもので、そう大きな失敗はしないと思います。
以上
と言う感じで中華製品を見極めて買う方法論について、私が持っている知見は以上になります。
まぁこの辺りの話は中華製品だからと言ってモノをやたらと警戒する必要も無いのですが、 だからと言って油断して買うと失敗の元なので、 中華製品を選ぶ際には適度に緊張感を持って購入するのが一番 なのかな、 と個人的には思っています。はい。