両声類

始めに

このページでは、いわゆる両声類の MtF (男声から女声)のやり方を記載しています。

このページで記載されている内容については、色々と実際にやってみた自身の知見を元に、 かなり自己研究的にやり方を記載しており、

(たぶん)このやり方である程度のところまでは出来るだろう

という予測の元に記述していますが、下記のコンテンツのやり方で必ずしも両声類(MtF)が出来る様になる、 とは限りません。

そのため、下記の内容については、あくまで自分がこういうやり方なら出来た、 という話でしかないので、両声類(MtF)をマスターしたい方は、それぞれが色々と研究する必要があるかと思います。

実際に訓練をする気を付けたいこと

まず、両声類になるための訓練とは言っても、これは 特殊な発声方法をマスターするための筋トレ でしかないので、 普通の筋トレと同じ様に適宜のどの筋肉を休める必要があります。

そのため無理をして変な発声をしようとしてしまうと、かえってのどを痛めることに繋がった り、 あるいは 通常の発声そのものに支障が出る ということも考えられます。

よって、のどに負担が掛かっているのを自覚したり、あるいは声の調子がいつもと違う、 などの違和感を感じた場合は、両声類の訓練を中止し違和感が治まるまでのどを休めて下さい。

訓練のステップ

これらの訓練は平行して行うと、おそらくは効率よく両声類をマスターすることに繋がると思います。

高音域を出せる様にする

まず、女声は男声より音域が高く、実際に男声が女声を出そうと思うと、 この 女声の音域を男声が出す という事が必要になります。

そのため、まずは、

のプログラムを用いて、上記書籍の Cプログラムぐらいまでは熟せる様になる必要があり、 またこのハイトーンボイスの書籍で紹介されている訓練を行う前段階として、

と言う書籍も存在するので、歌声の正しい出し方をマスターしていない方は、 こちらの書籍から始めるのも良いかと思います。

ただし上記二つの書籍ですが、特にハイトーンボイスの方は入手性に難があり、 どうも今現在は中古しか出回っていないっぽいので、もし中古で入手する場合には、 必ず CD 付きのモノを選ぶ 様にしてください。

と言うのも、上記二つの書籍は CDがメインコンテンツであり 書籍の内容はそれの解説、 という様な構成であるためです。

また、実際に中古でも入手が難しいとなれば、図書館などで借りれたら借りる、 というのも手だと思います。

のどの上だけを上げられる様にする

この辺りから、

お前は何を言っているんだ?

という話になります。


まず、男声が女声らしい声を出すためには、いくつかのクリアすべきポイントが有り、 その最初の一歩として、

のどの上だけを上げて発声する

というのが有ります。

なお実際この発声を行なっている時ののどの様子は見たことが無いので、 あくまで自分の感覚でしか無いのですが、少なくとも、女声の発声をしている時には、

のどの上だけを上げて発声している

という感覚が有ります。

それで、

じゃあ、それを実際に行うにはどうしたら良いの?

となるかと思うんですが、まず第一段階として、

上を向き、うがいをする様に喉の形を作ったあとで、顔を下げ普通の位置に戻す

というのを行ってみて下さい。

と言うのも、こうすることによっておおよそのどの上だけを上げる感覚がなんとなくは分かると思いますし、 この動作の時にのどの位置を維持できないことには次のステップには進めません。

そのため、まずは実際に発声する前に、のどの上を上げる、という感覚を掴めるよう訓練する、 と言うのをやってみると良いかと思います。

美輪明宏さんの声マネをする

お前は何を言っているんだ、その2です。


私個人としては、美輪明宏さんの声まねをする際には、もののけ姫で有名なフレーズである、

だまれ小僧! お前にサンが救えるか!

の辺りがやり易いんじゃないかなぁと思っているのですが、 この辺りの声のまねを、まずは 地声付近の音域 でやってみて下さい。

次にそれが出来る様になったら、この美輪明宏さんの声マネを、

今度は1オクターブ高い音域でやってみる

と言う事をやってみて下さい。

と言うのも、ここで殆どの方がなんか変な感じを覚えると思うのですが、

美輪明宏ボイスを1オクターブ高い音域で出す

と言うのは、正に男声が女声を出す行為そのもの で、 これを微調整しつつ女声らしく聴こえる様にする というのが 両声類(MtF)の目指す目標 だからです。

なので、まずはこの辺りの声マネから女声を出すコツを掴み、 その上で次の段階へと進んで下さい。

女声を維持しつつ弓場メソッドのハイトーンボイストレーニングをする

さて、ここまで紹介した事柄がある程度出来る様になったなら、 次に挑戦してみると良いのは、

女声を維持しつつハイトーンボイストレーニングをする

という事です。

それで、これは自分がやったときもそうだったのですが、 最初の内は結構大変で、実際に慣れるまでには結構苦戦するかと思います。

とは言えここで諦めては女声は手に入らないですし、またこのステップがこなせる様になると、 とりあえず女声でしゃべるのはなんとかなりそうな感じになるので、 このステップまで来たのであれば、その後の道への先は見えて来ます。

さらなる高みを目指すために

さて、ここまで紹介した内容については、実は 基礎訓練 で、 ここから先にも未だ登るべき道が有ります。

と言うのも、自分も未だ道半ばなのですが、

女声が出たからと言って、女性らしくしゃべることが出来るとは限らない

と言う情け無用な事実もありますし、また

女声を安定して出し続け、歌唱をやり遂げることが出来る

と言う事柄は、かなりのどを鍛えてからでないと相当にキツい、ということもあります。

さらに言えば、女声ボーカルの歌を原曲キーで歌おうとすると、 前述したハイトーンボイスの Dプログラムか、あるいは E プログラムぐらいは出来てないと、 そもそもその音域が出せない、というのも有ります。

そして、その男声にとっては相当に高い音域で女声らしく歌う、というのは、

これ相当に無理ゲーじゃね?

と感じる様なレベルを要求されるので、これにチャレンジする時には、 最初の方で述べた通り、無理をせず適切に休む という事を心掛けて下さい。 そうしないと のどを痛めます

その他、両生類(MtF)のコツについて

  • 声の高さの下限を A3 より下げない
    • A3 とはいわゆる中央のドの音(C4)から順に下がったラの音(A3)
    • この A3 の音域より発声が下がると途端男声味が出てしまう
    • なので女声でしゃべるときはこの音域より下げない
  • 女声ではビブラートは極力掛けない
    • 女声で発声している時にビブラートを掛けると男声味が出てしまう
    • 女声はビブラートで掛けられる音域の幅が男声と違うのでこれを狭くする
    • 元が男声だとビブラートを掛けないぐらいで丁度良くなる
  • 女声でしゃべる時には男口調にならない様にする
    • 基本男声のしゃべりの 0.8 倍速ぐらいだと女声味が上がる
    • また女声と男声ではしゃべる時の音域の変化が違うのでそこも意識する
    • 女声らしい発声が出来てもココがダメだと一気に男臭くなってしまいます

nyarlaが大体

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