coinhive事件を有罪と考える倫理ある Web 関係者が取るべき行動

まぁ主語がデカいという話もあるだろうけど、三行でまとめるとこうなります:

  1. JavaScript は利用者の許諾を得てから読み込ませる
  2. アドウェアやスパイウェアとなる動的広告・動的解析は一切用いない
  3. マネタイズでは無料広告モデルを捨て、有料サービス体制へ切り替える

ちなみに、この記事を書こうと思った理由は下記の記事を読んだからです:

コインハイブ事件、男性に罰金10万円を求刑 弁護側は無罪主張

自身のウェブサイト上に他人のパソコンのCPU(処理装置)を使って仮想通貨をマイニングする「Coinhive(コインハイブ)」を保管したなどと...

https://www.bengo4.com/c_1009/n_9261/

1. JavaScript は利用者の許諾を得てから読み込ませる

JavaScript に限らず、WebAssembly だろうとなんだろうと一緒だと思われるのですが、 coinhive 事件では Web ブラウザ上の Sandbox 下で CPU を消費する事が犯罪とされているっぽい ので、 CPU を消費するスクリプトの類いを読み込ませる場合には、

確実に同意を取ってから JavaScript を読み込ませる

というのが 前提条件 になります。

で、それは技術的に出来るのか? という話なんですが、これはWeb Application の構造とかにも依るものの、

  1. 最初に閲覧者へ返すページ では JavaScript を一切含めずに出力する
  2. (1)を返した時に スクリプトを有効にした Web サイトへのリンクはこちら とか記載する
  3. URL query や cookie などで agreement=yes などと言ったスクリプト実行同意フラグを取る
  4. 最後に、スクリプト同意フラグを確認出来た場合にのみscript タグを出力する

と言う感じで出来るかと思います。はい。

2. アドウェアやスパイウェアとなる動的広告・動的解析は一切用いない

coinhive 事件では、coinhive は社会通念上 Web サイトのバックグラウンドスクリプトとして実行されるのは許容されていない から有罪である、 とされていますが、もしこの理屈を支持するのであれば 動的な Web 広告や Web 解析ソフトウェアは一切用いてはならない と言う考えになると私は考えています。

と言うのも、動的 Web 広告なんて所詮やっている事はマルウェアの一種であるアドウェアと同じ事 ですし、 また 動的なWeb 解析もやっていることは閲覧者の行動を丸裸にするマルウェアの一種であるスパイウェアと同じ事 で、 社会通念上、許容され切っているとは到底言い難いからです

そして これらのアドウェアやスパイウェアが業界的に多用され氾濫している のが 現状の Web ですが、 こうなっているのは 別に単なる商売が理由 なのであって、 閲覧者側では別に無条件に許容されたり許諾されている とはまったく持って言い切れません。

というか、もし許容されているのなら なんで広告ブロッカーが流行ったりしているんですか? というのがその理由です。

3. マネタイズでは無料広告モデルを捨て、有料サービス体制へ切り替える

最後に、あなたが coinhive 事件を有罪と言う考え方を支持し、またそれに従う行動を取る のであれば、 無料広告モデルなぞさっさと破棄して、有料購読モデルとか有料サービス購読モデルに切り替えて下さい

と言うのも、Web 広告はアドウェアであるWeb 解析はスパイウェア なのは 動かし難い事実 である以上、 それらを用いて商売をするというのは、悪意あるソフトウェアを Web に振り撒いたとして起訴された coinhive 事件と同じ事を行なっているのと同義 です。

また、別に coinhive 事件の見解を支持しておらずとも、 coinhive 事件の様に、

社会通念上許容されない可能性のソフトウェア を使うのは 逮捕起訴などのリスクが有る

と言う事になってしまった以上、人々の行動に倫理を求める側に立ちたいのであれば、 それらには頼らずして収益を上げる方法を探る か、または 最初から無料無償で情報を提供する 、 という行動を取った方が健全なのではないか、と私は考えています。

以上

個人的には coinhive の様に Web ブラウザの Sandbox 下にあるソフトウェアまで何でもかんでも提供するのは犯罪だ 、 という考えは支持しない し、そもそも 刑法犯になる様な行動の定義をゆるふわに定義してるんじゃねぇよ! 阿呆か! と思ってます。

ただとは言え現実はそうなってしまっているし、もし coinhive 事件が有罪となり最高裁まで行ってそういう判決が確定するのであれば、 今回書いた様な行動を真面目に取らざるを得ないだろうなぁ…… と考えています。

また、今回の coinhive の件とはあまり関係なしで、ここ近年にあった悪質なリダイレクト広告の問題を考えるに、

儲かるからと言ってなんでもかんでも Web 広告に頼るのって筋が悪くない?

と個人的には思いますし、何を言おうと、

そう言う悪質な広告によって閲覧者をリスクに晒して良いのか?

と言うのは、Web に関わる人間であればもうそろそろ真面目に答えを出す局面になるんじゃないかなーとも思ってます。はい。

nyarlaが大体

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VM で DTM する時には netjack を使うと良い

個人的な雑感。


まぁ今のところ DTM に関しては Virtualbox 6.0.4 上の Windows 10 Pro でやれば良いやって感じになってる(し、そもそもほとんどしてない)んですが、 Windows 10 VM を使って DTM をする場合、レイテンシを詰めようと思うと Jack Audio Connection Kit の netjack2 を使わざるを得ないなー、という感じでした。

と言うのも VirtualBox の USB Passthrough で Audio Interface (Focusrite Scalet Solo)を Windows 10 側 を認識させて Focusrite の ASIO Driver を使う……というのは試したんですが、 いかんせんどうがんばっても VirtualBox の機能を使うとレイテンシを詰めるどころではないレベルで性能劣化していたため、

あ、これは netjack2 使った方が良いヤツ……

と言う VM で DTM をしようとすると毎回遭遇するいつもの流れになっておりました。

まぁ netjack2 を使うとは言ってもアレはネットワーク周りでモロにハマる事が多いので結構面倒と言えば面倒なんですが、 一度でも設定出来てしまえばあとはレンテンシを詰めても普通に音が鳴るので、その辺りは便利ですね。はい。


とは言え、netjack2 は罠ポイントを理解していないとかなりハマる事になるので、アレはアレで使いこなすのが結構難しいんだよなー。 前に設定出来てた自分でも、久しぶりに使おうとすると何が何だか分からないになってるし……。

ま、本当はもうちょっと気軽に使える様になると良いんだけど、 現状 netjack2 は IP Multicast と言ったネットワーク周りの知識が必要なんで、 アレの難しさはネットワーク関連の難しさそのまんまな感じが有りますね。ただ、その辺りは結局慣れとかそういう感じかもしれないですけど。

nyarlaが大体

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NixOS に出戻りました

NixOS <=> Windows 10 Pro の乗り換え回数に関してはもはや何も言うまい。


なんか Windows 10 Pro で docker 使って開発環境を整えるとかやってたんですが、 あまりにも快適度が低く面倒な事ばかりやってる感が有ったのでとりあえず NixOS に戻しました。

まぁ Windows 10 Pro に戻した理由として FL Studio などの DTM ソフトウェアを快適に動かしたいという目的も有ったのですが、 思っていたより使わなかったのと、あと VirtualBox で上手い事出来そうな感があったので見切り発車で NixOS に戻った感じですね。はい。

ま、OS の引っ越しはとりあえずデータを引っ越しさせるのが若干面倒だったぐらいで、 あとはまぁ過去の設定ファイル資産を調整して使って終わりという感じなため楽と言えば楽ですね。 まー何度も同じ様なコトを繰り返して来ているので、自分自身の慣れも大きいですが。


で、前回の Windows10 Pro への移行が、

普段使いの環境を Windows 10 Pro に統一した

本当、もう何回もやっています。 なんかこう開発環境で Docker を使う様になってから、 (開発環境に)Docker を使う なら別に N...

https://the.kalaclista.com/posts/2019/01/20/113514/

なんで、Windows 10 Proを使っていた期間としては 1ヶ月も持ってない感じですね。はい。

nyarlaが大体

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海賊版対策はすべてのキャプチャデバイスを規制しないと意味がない

まぁゲームの様にインタラクティブ要素のあるソフトウェアならともかく、 映像だとか画像だとか音楽だとかは、いくら DRM でガッチガチに固めて複製不可にしても、

DRM 付きメディアを再生している様子をキャプチャデバイスで録画・録音する

と言う手法でDRMを回避して 海賊版対策を全部台無しに出来る からね。

で、さらに言えば法規制とかでそういう複製行為を網に掛けても、 個人でキャプチャデバイスが手に入る限り 誰でも海賊版の作成が実行可能である ため、 結局のところは 正規版所有者の不自由さ上がって海賊版入手の動機が増えるだけになる って言う。

それで私は以前、カラクリスタ・ブログの方で、

インターネットを破壊しない限り書籍の海賊版へは対抗出来ない

ここ最近、 ネットの自由を破壊せずに海賊版に太刀打ちできるビジネスモデルは存在可能か? みたいなコトへぼんやりと思いを馳せていたのですが、色...

https://the.kalaclista.com/posts/2019/01/20/073000/

と言う記事を書いていて、その際に海賊版を作らせない対策として、

  1. 正規版の閲覧権所有者にはデータを小出しにして完全なデータそのものを提供しない
  2. 完全なデータを巨大化させてインターネット上での海賊版流通のハードルを上げる
  3. 完全なデータを再生出来る機器を専用機のみにしてデータを閲覧権所有者に触らせない

というのが出来れば海賊版対策としては十全になるって書いたんだけど、 これを完全に徹底してやろうとすると、個人での情報メディア・デバイスの所持をすべて禁止 して、 有料図書館や劇場だけでしか情報メディア・デバイスにアクセス出来ない という環境を作る必要があるので、 まぁそれはディストピアだよなーって言うね。あとコスト的にも無理ゲーだろうし。

結局のところ、海賊版対策 っていかにして正規版所有者の納得を得られる形で不自由を強制するか って話になるんで かなり不毛な感じならざるを得ないし、 そう言う事を用いて血路を開くよりも 自分達のビジネスモデルを変えてしまった方が健全 だと思うんだよなー。

とは言え 健全にビジネスモデルを変える としても、 情報(ここでは書籍とか音楽とかの中身)で商売しようとする限り 、 やっぱり 海賊版の問題は付いて回ってくる ので、まぁ本当どうしたら良いんだろうね。海賊版対策って。

もっとも個人的には 作品で商売するというのが使えない のであれば、最近流行りのパトロン系サービスでも作って、 読者の方から作家へ直接パトロン出来る環境を整えた方が良いんじゃないか? とも思いますけどね。

nyarlaが大体

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人間が滅びれば世界は平和になる

ついさっきまで Scrapbox 上の記事とかぼやきをこのブログに移植してて、

人間が滅びれば世界は平和になる

みたいな考え方してるなーって思ったんだけど、この考え方、 そう言えば 自分が中学生の時には既にそう考えていた というのを思い出した。

で、そういう考えの元になったと言うか、そういう印象に残ったゲームのワンシーンが、

クロノ・クロスの死海

で、あのゲーム、(細かい話は忘れたけど)タイムクラッシュによって 滅んだ未来の光景 が出て来て、

あ、これ人類の未来そのものだな

と思った記憶がある。

なんでまぁ基本的には中学生だった頃から 人間はクソ って無自覚に思ってたっぽいな。 ワリとどうでも良い事だけども。

nyarlaが大体

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