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『輝かしい青春』なんて失かったヒトのブログ

モダンPerlの世界のText::Xslateの回の後半へのツッコミ

概要: モダンPerlの正解へようこそのText::Xslateの回へのおかしな点。


モダンPerlの世界へようこそという、 gihyo.jpでの石垣憲一氏の連載があるのですが、 この連載のText::Xslate:永続環境に特化したテンプレートエンジンの後半、 Text::XslateはTTのかわりになれるのか?の部分がどうにも引っかかってしょうがないので、現時点で僕が思ってるコトをまとねてみるテスト。

参考

Text::XslateTemplate::Toolkitの代用品じゃない

件の連載では、本文中、

例によって空気を読めない日本人が速いばかりの類似品を売り出そうとしているけれど, 時期がくれば本家がそれ以上のものになるだろうからいちいち相手にする必要はない, というのが正直なところでしょう。

と述べてますが、Re: モダンPerl連載第43回 (Islands in the byte stream)で作者の_gfx_さんが述べている通り、 Text::XslateはそもそもがTTとはまったく関係ない文脈で作られたもので、TTの代わりに使える、というのは、 たまたまそういうSyntaxをサポートしているに過ぎないというコトだと思います。

だから、その点一つおかしいというか勘違いしてるんじゃないかと思うのが一つ。 XslateはTTの代用品じゃない

CPANなんでノイズだらけだろ

件の連載から引用:

いずれにしてもその場の空気を無視していたずらに独自仕様を宣伝するだけでは, そんなノイズを拡散する前に「本家」の改善に協力しなさいよと言われても仕方ありません。

これはまあ車輪の再開発をするな、と言ってると思うんだけど、 空気読んで車輪の再開発をしない、という選択とかしてたら、 App::cpanminusとか誕生しなかったコトにならないかい?

あれだってmiyagawaさんが、CPANCPANPLUSが使いづらいから作られた訳で、 空気読み過ぎて自分のつくろうとするものを引っ込めてたら、 何も発表できなくなると思うのだけれども。

あと、こういっちゃ悪いけど、CPANのモジュールってほとんどがノイズでしょ。 CPAN Moduleは膨大だけど玉石混交で、使えるモジュールなんてひとにぎりな訳で。

独自仕様を持つモジュールを作って公開することがノイズだと言うのなら、 CPAN Moduleなんてノイズの塊だと思います。

海外コミュニティが求めているのは、空気を読むコトではなくルールを守るコト

件の連載では空気読め 空気読めと書いてありますが、 空気を読むなんてするのは日本勢だけじゃね?と思ったのが一つ。

海外勢が求めるのは、日本的に空気を読むことではなく、 そのコミュニティのルールを守ることだと思うのだけれども。

例えばCatalystのコミュであれば、Catalyst関係のモジュールをリリースするまでに、 Catalyst関係者のレビューを受けてくれ、みたいなのは、 空気云々ではなく、それがコミュニティのルールであるから求められているわけです。

日本人が勝手に云々っていうのは、要するにルール破りな点が問題視されているのであって、 日本的な空気を読むスキルが要求されてるわけではないはず。

まあ日本の場合、場のルール=暗黙の了解=空気みたいなところが思いっきりありますが、 海外では違うでしょ、ということです。

空気を読んでたらイノベーションなんか生まれない

件の連載から引用:

その場の空気を無視していたずらに独自仕様を宣伝するだけでは, そんなノイズを拡散する前に「本家」の改善に協力しなさいよと言われても仕方ありません。 もちろんガラパゴスと言われるのを覚悟で独自路線を行くのもひとつのやり方ではありますが, その問題点については,おそらく多くの方がケータイなどの世界を通じて承知しているはずです。

あのですね。ケータイが日本でしか通用しなくなったのは、空気読んで横並び一直線になり、 イノベーションが生まれなかったからなんじゃないでしょうか。

あといたずらに独自仕様を宣伝するだけではっていうけど、独自仕様が問題となるのは、 それが特定の環境でのみにしか通用しない場合であって、すべての独自仕様が問題となるわけではないと思うのだけれども。 独自仕様がすべて悪い、デファクトスタンダードに烏合しろ、みたいなのは、なんか違和感を覚える。

あともうひとつ。

空気を読んで行動しましょう、みたいなコトを言ってるっぽいけど、 空気を読んで行動してたら、イノベーションなんか生まれません

さっきも書いたけど、海外のPerlerコミュニティで求められてるのは、 ルールを守るコトであって、空気を読むことではない。

で、さらに言うと、ルールを守るコトは既存の環境に協力する際には必要となると思うけど、 まったく新しいコトをする際には、ルールに烏合することなく、ルールを疑うコトも時には必要となる。

ルールっていうのは基本的に、そのコミュニティなりを円滑に運用する為に定められてモノであって、 それが絶対という訳でもないし、必要があれば改められるモノで、ルールを絶対視して、それに烏合する、 なんていかにも日本人的で、それこそ海外のPerlerからしてみれば、また日本人は、って感じじゃない? だから、ルールを守るコトはある程度必要だけれども、それが絶対ではない、というのは、 頭の片隅に入れておいたほうがいいと思う。

あと、イノベーションについては

を読むべし。そうすれば空気読む人がイノベーターになれない理由がわかる。

以上終了。最後に。

今回のモダンPerl連載のText::Xslateの回は、 最後のText::XslateはTTのかわりになれるのか?が余分というか蛇足というか、 それのせいで印象が悪く感じました。

僕個人の感じかたではありますが、あの記事の最後の部分は、 なんか日本人は海外勢に唯々諾々に従ってればいい、日本人は海外勢に合わせて行動しろ、 みたいに感じました。

無論、海外のコミュニティのルールを無下にしてもいいって訳ではありませんが、 何でもかんでも海外基準に合わせればいいってモノではないでしょう。

あと最後にもう一度書きますが、海外のコミュニティで要求されるのは、 ルールを守るコトであって、場の空気を読むことではないと思います。 空気読んでればルールは守らなくていい、なんてコトはないですよね?

まあモダンPerlの連載は追いかけておらず、Text::Xslateの回しか読んでない気がしますが、 それにしたってちょっとそれは違うだろう、と言いたくなったので、今回記事を書いた次第です。

以上、俺のツッコミは終わり。